建国記念の日に改めて考えてみました
2011.02.12 Saturday 03:52
くっくり
例えば、日本共産党は「神武天皇が実在しない人物であることは歴史学の常識です。二月十一日を『建国記念の日』とする科学的な根拠はありません」と主張しています(日本共産党の公式サイトより)。
「科学的な根拠」と来ましたか……(^_^;
あと、そこからこじつけて、日本が戦前の軍国主義に戻ってしまうとか、そういう理由もよく言ってますよね。それはどんな科学的な根拠があって言ってるの?とツッコミたくなりますが。
社民党の前身である日本社会党は、実は、「建国記念の日」を2月11日にすることに賛成したんですよね。
もちろん最初は反対してたんですが(そのため「建国記念日」制定に関する法案は9回の提出と廃案をくり返した)、最終的に「の」を入れて「建国記念の日」とすることで妥協したという。
が、社民党になってからは、共産党と同様のことを言ってますよね(一例)。
そこで気になるのは、じゃあ彼らは、建国記念の日(建国記念日)を何月何日にすべきだと考えてるんでしょうか?
あるいは、そういう記念日自体、必要ないという考えなんでしょうか?
いや、建国記念日というのは、独立国であればどこでも普通に決めてあるものですし、さすがに必要ないなんてことまでは考えてないでしょうが……。
ちなみにWikipediaで世界の建国記念日(独立記念日)を調べてみると、植民地だった国は「○○国から独立した日」というパターン。
国のトップが変わったり政治体制が変わったりしたのをきっかけに、「革命を達成した日」「誰それが独立を宣言した日」というパターンも多いですね。
日本の場合は歴史が古く、そもそも建国が何年何月何日だったなんてはっきりしませんし、「物語」(神話)を拠り所にせざるを得ないですよね(もちろん、それが悪いとは私は全く思いません)。
それに、日本は国のトップが変わったりってこともないですよね。政治体制がどんなに変わっても、トップは天皇であり続けましたから。
他国の植民地になって、そこから解放されたって歴史もないし。
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