「アンカー」機能停止の日本政治 TPP・北方領土・拉致が危機
2011.02.10 Thursday 04:19
くっくり
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『想像をはるか超えて』。失われていく日本の国益について、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、3つの危機、残るふたつは北方領土と拉致なんですけれども、私たちの想像をはるかに超えた、何が問題なんでしょうか」
青山繁晴
「はい。皆さんその北方領土と拉致に行く前に、もう一点TPPについて、えー、お話ししておきたいんですが、さっき僕は、菅政権のみならず、日本政治が現状ではTPPに断固反対すると申しましたが、それは例えばですね、自由民主党は、TPPについて態度をはっきりさせたかというと、本来3月にはっきりさせるはずが、統一地方選挙のあとに先延ばしにしましたね。今、態度曖昧なままですね」
山本浩之
「割れてますからね、自民党内も」
青山繁晴
「でもそれ自体、志低いですね。本当は統一地方選挙の前に態度をはっきりさせることが務めだと思いますし、それから野党だから、まあ忙しいでしょうが、与党時代よりはマシかもしれないから、日本としてどういう対案があるのかというのを、自由民主党の誇りを持ってまとめていただきたいんですよ(一同同意)。というのは自民党政権の時代から、例えば日米構造協議なんてありますとね、いつも、アメリカから言われる提案に、乗るのか乗らないかだけ。日本はこうするんだっていうのを、同盟なんだからぶつけなきゃいけないのに、いつもアメリカから案出されるだけだから、今こそ自民党は本当は、日本政治は、日本の対案を出すべきなんですよ。農業含めてこういうふうにするんだってことを、やるべきなのにそれができてない」
山本浩之
「そのとおりだと思います」
青山繁晴
「そしてその上でですね、その北方領土と拉致問題について言いますと、まず北方領土についてはこれがあります」
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村西利恵
「前原外務大臣が、あすからロシアを訪問しますが、北方領土の問題においては、去年の11月から、ロシアの要人が次々と北方領土を訪れています」
青山繁晴
「はい。これはね、大事なことはですよ、その、大統領はいわば象徴として行ったんですが、ひとつはまあ国防大臣が行ってると。要するに非常に強硬な姿勢を示すと同時に、このバサルギンていう地域発展大臣が行ってるってのはここは非常に重大な意味があって、その意味は実はこれなんです。はい、出して下さい」
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