「アンカー」機能停止の日本政治 TPP・北方領土・拉致が危機
2011.02.10 Thursday 04:19
くっくり
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村西利恵
「TPPとは、環太平洋パートナーシップ協定のことですが、菅総理は先月24日の施政方針演説で、『今年6月をめどに、交渉参加について結論を出す』と話しています」
青山繁晴
「はい。このTPPってのはまあその、アルファベットでね、また馴染みにくいと思いますが、これ後ろに何となく地図ありますでしょ、大きな太平洋があってですね、あの、ここに、ま、地震帯もつながってるわけですけど、もうここに、こうやって太平洋に集う諸国の中では、関税なき防衛を、いや、貿易をやりましょうって話で。僕はもともとこの構想自体には賛成なんですよ、今も。それどうしてかというと、まず、日本経済が本当に立ち直るためには、内需拡大とか、その、嘘だけ言ってたんじゃだめで、人口減るんだから内需拡大だけで生き延びるはずがないじゃないですか。やっぱり輸出を頑張らなきゃいけない、その時に、日本の輸出の希望は実は農業と水産業なんですよ。何でかというと、どれほど食料価格は高騰してるか、ご存知ですね。これだけ、ひどい地球になってしまって、気候が不順になってるから、物がちゃんと、あの、農産物やあるいは、水産製品がちゃんと獲れないので、日本の農業や水産業のように、これだけひどい天候の中でも、ある程度の水準はちゃんと維持して、しかも、例えば農薬をいちばん、少なく使う努力を今まで重ねてきて」
村西利恵
「そうですね」
青山繁晴
「工業製品で言ったら納期に当たる、期間も何とか守れる、世界最高の輸出産業になり得る、そのためには、その、例えば関税なき貿易っていう新しい考え方、有効だと、いう、考えたから、支持したんですが、今の、今までの菅政権の歩みとこれからの歩み考えると、とんでもないわけですよ。つまりその、農業は輸出に切り替えられるような改革、全く政権取り込まないまま、そして既得権益を、農協も含めて守ったまま、それだと、TPPやったら、間違いなく農業は死滅してしまいますよ!日本の農業を犠牲にしてる日本経済なんてあり得ない。それなのに菅さんが言ったのは、施政方針演説で、6月をめどに結論を出す。で、菅さんは、やりたいってのは、もう、あの、バレバレなんですよ。僕とはっきり言って理由は違います。菅さんの本音は何かってのは、このあとで言いますが、まずは、菅政権が今、TPPに実質参加したいと、いう方針を出しながらですよ、ね、その、こっそり出しながら、やってることは何かっていうのを見て下さい。はい、まずこれです」
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