「アンカー」機能停止の日本政治 TPP・北方領土・拉致が危機
2011.02.10 Thursday 04:19
くっくり
山本浩之
「まあ今の菅政権は、なにふりかまわぬ延命策を模索し続けていると、言わざるを得ないわけなんですけれども、内政・外交、山積しております。そんな中で、これからの日本の政治はどうなっていくのか。青山さんの解説です」
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青山繁晴
「はい。まず、あの、政治というのは本当は、もちろん中央政治だけじゃなくて、この大阪にも橋下知事というね、非常に勢いのある知事いらっしゃいますけれども、地方政治では、いわば、ま、賛否両論あっても、勢いのある、大きな出来事、起きてますね。あの、皆さんご承知のとおり、日曜日に河村たかしさんと、河村さんと大村さんていう新しい首長が誕生して、もう既成政党、中央の既成政党による政治っていうのはだめだよってことは、有権者からかなり示されたんですけれども。それを受けて、じゃあ政権党の今の民主党がどういう動きに出たかというと、特に菅さんがどういう動きに出たかというと、それがこれなんですよね」
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村西利恵
「きのうの夜、社民党の福島党首と国民新党の亀井代表が会談を行いました」
青山繁晴
「はい。これあの、あれ、民主党いないじゃないかって思う人いるかもしれませんが、ま、要するに菅さんが、亀井さんにお願いをして、福島さんと話をしてもらったんですよね。ま、もともと亀井さんの主張でもあるんですよ。公明党と組むよりも、社民党をもう一回連立に戻せと言ってて、ま、それは実は、亀井さんの欲もあって、要するに、郵政民営化を元に戻したいと、そのためには社民党の協力の方がいいと、いう野心もあっておっしゃるわけですけれども。で、これはあの、皆さんもう『アンカー』で何度もお話ししましたけれども、今はもう春が近づくにつれて、もう大変な問題が起きてて、要は新年度予算、もう90兆円をはるかに超えた、もうどでかい予算に膨れ上がってしまったんですが、そのうちのお金、元手のうちですね、44兆円ぐらいが、特別な法律を通さないと、お金出ないんですよ。それを予算関連法案と、こう、まあするっと聞き流してしまう言葉で言うとあれですが、本当は、その予算関連法案の中には、その、44兆円という元手を出すために、赤字国債とか本来出しちゃいけないものを出しましょうって法律があって、それが公明党が協力してくれないってことが、あの日曜日の選挙でもはっきりしたんですよ。つまり公明党の側からしたら、これむしろ当然の感覚で、要するに、民主党というものに近づいたら最後、地方選挙で勝てないわけなので。だから少なくとも4月、2回ある統一地方選挙、10日と24日にあるやつが終わらないと、公明党としては協力できない。だから、民主党としては、じゃあまた社民党と組みましょうかと。これ皆さん、これだけでもね、十分呆れるでしょ?」
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