支那五千年の殺戮の歴史の集大成「三十六計」

2011.02.05 Saturday 01:52
くっくり


 台湾生まれの評論家・黄文雄さんは祖国台湾を愛し、日本を勇気づける言論活動を続けているが、黄さんに『中国人の黒い舌』(はまの出版)という古い著書があった。もう二十年も前の本だが、今なお愛読してやまない。

 中国では陰謀詭計は日常茶飯事であり、常識中の常識であり、伝統的な闘争文化であるというのだ。

 井戸に落ちた犬には石を投げつける(落井下石)

 見せしめに猿の目の前でニワトリを殺す(殺鶏教猴)

 根絶やしにするために釜の下から薪を抜き取る(釜底抽薪)

 水をにごしてどさくさまぎれに魚をとる(混水摸魚)

 仮面をかぶって笑いのうちに刀を蔵す(笑裏蔵刀)

 自力で対抗できない強敵は刀を借りて殺す(借刀殺人)

 草むらをつついて隠れている蛇をおびきだす(打草驚蛇)

 東を撃つと見せて西を撃つ(声東撃西)

 などなど三十六計の陰謀策略をめぐらせて相手をあざむく。他人のものである尖閣の島々をわがものにしてしまうのなど朝飯前の一仕事なのだ。「尖閣の帰属は日中当事者同士で話し合って…」などと国辱的発言をして“友愛の海”で溺れた某元首相や、百四十人の国会議員を引きつれて媚中拝跪(はいき)した某元幹事長など、赤子の手をひねるよりたやすい交渉相手だろう。

 しかしいま野党も菅政権の外交オンチを批判攻撃しているバヤイではない。国土と主権をどう守るか。東南アジア諸国と連携して中国とどう対抗するか。超党派で立ち向かうべき時だ。仏紙ル・モンドは十月一日の社説で「中国は粗暴な大国の顔をさらした」と批判した。そういう国際世論のネットワークづくりにも力をつくさなければならない。

 中国の黒い舌をまねする必要はない。しかしその陰謀詭計に対抗する、したたかで悪賢い戦略と政策も身につけよう。

 ____________________________起こしここまで
 

 黄文雄さんの「中国人の黒い舌」。
 アマゾンの紹介文にはこうあります。

中国人は井戸に落ちた犬に石を投げつける。見せしめに猿の目の前でニワトリを殺す。根絶やしにするために釜の下から薪を抜き取る。さんざん利用したあげく中国人は河をわたって橋をはずす。ある時はバカを装い、またある時は先んじて逃げ道をなくした上で、相手をけしかける。でっちあげるか、すりかえるか、不意打ちをくわせるか。それとも情でたぶらかすか。中国5千年の殺戮の歴史の中で試行錯誤ののち集大成された策謀=36計。近頃の中国人の奇異な行動は、中国人の発想の原点であるこの「悪謀の思想」にもとづいていた。話題の「中国にもう花は咲かない」に続く第2弾。


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