「アンカー」エジプト緊張 ムバラク政権崩壊で世界地図が変わる!?

2011.02.03 Thursday 03:47
くっくり


村西利恵
「中東を支配するアメリカの嘘。それは、『自由と民主主義』を掲げているのに、『独裁政権を支援』しているということ」

青山繁晴
「そうです。あの、アメリカって世界に自由と民主主義を広げるんだと。だからアメリカ軍をずっと、これ歴代大統領ですが、もうずっと戦争をしてるわけですよね。オバマさんだって今アフガンで戦争してるわけですからね。えー、それは、自由と民主主義を世界に広めるためって言いながら、その中東では、独裁政権をずっと支援してきたんですよ。つまり、その方が、独裁政権の方が、油と天然ガスをご都合よく、買ったり売ったりできるからっていうのが背景にあって、要するに、嘘っていうか二枚舌っていうか、ま、使い分けてるっていうことなんですよね。逆に言うと、その、中東の人々は、油や天然ガスがあるために、自由と民主主義の恩恵を受けられないってことになるわけです。で、実際あの、エジプトがどういう所かと言いますとね、あの、僕自身エジプトに入って、僕はあの、どこの国行っても、必ずスラム街や、あるいは大学とかですね、あるいは農場とかを本来の仕事以外に見に行くんです。本来の仕事ですと、あの、軍とか、あるいはその国の政府とは必ず行きますけれども、それ以外に、たとえばスラム街に行くようにしてるんですが、このエジプトの首都カイロのスラム街ほど、ひどいスラム街は、僕見たことないです。もう胸が潰れました。あの、時計とか外して行くんですね。これあの、奪われちゃうから。それからボロボロの格好をして行ったんですけれども、ここで生涯をその、終える人たちがいっぱいいるっていうのは、やっぱりとてもショックで、そのスラム街の中に、あの私たちの知ってるナイル川がやっぱり流れてるんですけど、そのナイルは真っ黒に汚れていて」

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「水も、その、ドロドロの、いわばこう、あの、ひょっとしたら、あの、○○あるんじゃないかってぐらいの水になっててですね、そこで、その水しかないわけですよね。それから例えば泊まったホテルのすぐ近くに、あの、スフィンクスやピラミッドがあるんですが、近いから歩いて行きますでしょ、すると交差点のとこなんかに、その、人間が、こう、転がってるわけですよ。僕は一番最初に行った時はそれ遺体かと思ったんですが、そうじゃなくて、仕事もなく、食べる物もない人がそうやって転がってる。あの、一緒に行ってた日本の外交官が、もう彼ら仕事しないからって言ったんで、僕はその時実は激怒しまして、仕事をしないとは誰が決めたんだと、仕事がないんじゃないかと、いう話をしたんですが、それが実はあの、私たちの、観光だけではわからないエジプトの現実なんですね。だから今、カイロを中心にエジプトで反乱が起きるっていうのは、僕なりによくわかる、ことではあるんですね。で、その上でムバラク大統領は、実はその、自分が8カ月やりたいために、何をしたかというと、これをしました」

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