「ワイスク」レインボーブリッヂの小坂

2006.07.10 Monday 20:18
くっくり


 本人によると、自分の席から金総書記の姿も近くに見えたという。
 小坂氏は7月、拉致被害者の曽我ひとみさん、地村さん夫妻、蓮池さん夫妻の子ども6人と会って手紙を持ち帰り、一躍注目を集めた。
 この数年間の訪朝回数は17回。現地では北朝鮮の高官と会うことも多いという。その人脈はどうやって築かれたのか。
 「私を子どもたちに引き合わせたのは『北朝鮮の人道支援の最高責任者』。そうとしか知らない。式典の前日にもホテルで会った。拉致問題をどうするつもりか問うたが、日本語で『解決したいと思っている』とだけ答えた」
 三重県の高校を卒業後、食品輸入業などをしながら、政治家や警察関係者と付き合いを深めた。北朝鮮に関心を持ったのは、横田めぐみさん拉致疑惑が浮上した97年ごろだ。「政府は関知しないという立場。ならば自分が解決できないかと」
 そう言う一方で、「日朝の交流が活発になった後のビジネスも視野に入れている」と、将来への野心も隠さない。
 00年に発足させたレインボーブリッヂは、活動原資を主に企業から得ている。国交正常化後、北朝鮮進出を狙う企業は多いという。
 農産物輸入に関心のある食品会社は、キノコの粉末を550万円相当、提供してくれた。約6100万円相当の中古の土木重機を出した会社もあった。輸送費は約300万円かかったが、業者が負担したという。
 団体として供与した物資は、通関ベースで3億円分を超える。
 「どこの企業も深い思惑はないが、関係だけはつくっておきたいということだ」
 将来の利権をも視野に入れた支援。そんな微妙な立場に身を置きながら、小坂氏は昨年秋以来、拉致被害者の子どもについて「元気でいるか確認したい」と要求。今月初めの訪朝の際には「子どもを日本に早くかえすべきだ」と主張した。
 政府間交渉の行方が不透明な中、水面下で民間団体を通じたメッセージの応酬が続いているように見える。
 「政府間の交渉にまかせるべきだ」「北朝鮮のメッセンジャーではないか」
 こんな批判に小坂氏は反論する。
 「北朝鮮も政府ルートで出来ないことを民間の私に託す。拉致問題を訴えてきたから、信頼されたんだ」
(以下略)
(朝日新聞2003年9月15日付朝刊)


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