2011.01.09 Sunday 05:23
くっくり
菅直人首相は2011年1月7日、インターネット動画サイトの「ビデオニュース・ドットコム」のインタビュー番組に出演した。現職の総理大臣がネットの生放送番組に出演したのは、これが初めて。番組はニコニコ生放送とユーストリームを通じて、ライブ配信された。
インタビューのテーマは、小沢一郎・元民主党代表の「政治とカネ」の問題やマニフェストの進み具合、菅氏の政治理念など多岐に渡ったが、興味深かったのは「総理になってみて分かったこと」。番組終盤で、司会の神保哲生さん(ビデオニュース・ドットコム代表)が、
「総理というのは、菅さんが総理になる前に思っていたことと比べてどうですか? 『総理というのは思ったよりこうだった』というのを一言でいうと何になりますか?」
と質問すると、菅首相は11秒間、上を向いて沈黙。そのあと、ようやくこう答えたのだ。
「過去の総理には小泉さんのように長くやった人と比較的短くて辞めた人がいますが、その辞める原因というのが、なんとなくわかるんですよね」
「辞める原因というのは?」と神保さんがたたみかけると、「気持ちが萎えるんです」という答えが返ってきた。
「俺はこんなにやってくれるのになんで分かってくれないんだ?俺はこんなに頑張っているのになんで評価されないんだと、いろんな思いが伝らないことで、どこかで『これ以上やってもダメだ』と気持ちが萎えるんです」
もしかしたら、今の菅首相は支持率の低下で「気持ちが萎えている」状態なのかもしれない。そう思わせる発言だったが、続いて出たのは力強い言葉だった。
「私のような”変わり種”がなった総理大臣ですから、徹底的にやってみようと思う。つまり、自分の気持ちが萎えることで『やーめた』ということはしない」
この言葉が本心から出たものなのか、単なる虚勢にすぎないのか。その解が分かるのは、菅氏が首相を辞めるとき、ということになりそうだ。
(亀松 太郎)
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