「アンカー」菅首相硫黄島訪問の真相と遺骨収容の厳しい現実

2010.12.23 Thursday 04:04
くっくり



山本浩之
「ああー」

青山繁晴
「だから青山さん、あなたは、あの、初めてね、あの立入禁止の島に、全く自由に動いたんだってねって。だから全部地下壕入ったって本当ですか?って言われて、本当ですって言ったら、ドラム缶とこにもありましたかって言われたんで、いや、ありましたよ、ほんとにあったんですよ、あの映ってるとこだけじゃないんですよ。で、そしたら、あの、金井さんが、実際にあの、硫黄島ってほんとに硫黄の吹き出る熱い島で、水が全然ないんですけど、ごく稀にスコールが降る。それをあの、皆さんご覧になったドラム缶に貯めて、兵士はそれで戦ったんですよ。ところが金井さんによると、目の前で死んでいく戦友に、末期(まつご)の水、最期の水だと思って、その、ドラム缶から汲んで、その戦友の、こう飲ませますよね。そうすると、その、いきなりその戦友の唇が火傷して、こうプクッとこうやってこう腫れ上がると」

一同
「はあー」

青山繁晴
「それどうしてかというと、自分たちは無我夢中で戦いながら飲んでるから気がつかなかったけど、戦友の唇にこう、その、水と思ったものを当てると、本当は熱湯なんですよ。もう地下壕の中、灼熱ですから。だからあっという間に火傷して腫れ上がると。だから金井啓さんがおっしゃった、生き残りの方がおっしゃったのは、私は敗戦後の60年間、そのことばっかり思い出して、毎日毎日、水を冷やしてね、キリリと冷やしてね、南、硫黄島の方角に向かって捧げてお祈りしてきましたってことをおっしゃって。だからどうしろってことを僕に一言もおっしゃらない謙虚な方でした。僕もだからどうするってことは答えずに、えー、この『アンカー』では言えなかったんじゃないかと思いますけど、そのあとの講演会その他で、だんだんだんだんこの話をしていきましたら、あの、あっという間にその、1万人を超える方々が、その、南に向かって冷やした水を捧げるようになられたんですね」

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