支那人にまつわる坂東忠信さんのインタビュー「正論」11月号より
2010.12.20 Monday 19:41
くっくり
——「合法的」不法入国といえば、日本人残留孤児の子や孫と偽って入国する中国人が摘発されることもあります。
坂東 残留孤児の息子たちとして来日した14人のうち9人が偽物だった事件を扱ったことがあります。本物の5人の兄弟間で連絡を取らなかったため、彼らは残留孤児である母親から3カ月おきに生まれていて、来日した孫やひ孫は40人以上(笑い)。
この偽者家族の孫の1人が、黒竜江省公安(警察)局外交(外事)部で渡航申請許可業務を担当していた元警察官で、来日する残留孤児関係者の「9割は偽物だ」と話していました。幼馴染や顔見知りが書類を揃えて残留孤児関係者として出国申請をするので苦笑いしながらハンコを押していたそうです。
ちなみに彼の父親は警察幹部で、公証役場に根回しをして、彼とその妻子ばかりか近所住民の孤児血縁証明書類を発行させていました。
——前著「通訳捜査官」では、偽装結婚で逮捕された姉に送られた、日本で逮捕歴がある弟の手紙が紹介されています。「日本の警察は中国の警察みたいに殴らないし、やさしい」「ただで病院に行ける。僕は歯を治した」。足もとを見られていませんか。
坂東 日本で罪を犯す中国人も、本国ではやりません。中国の店で盗みが見つかれば、近所の店員や通行人も加わって袋だたきにされ、逮捕される前に死にかねない。逮捕されたら、拷問や厳罰が待っている。そんな恐怖が犯罪抑止力になっているのです。
中国人犯罪だけに限りませんが、日本では被疑者の人権ばかりが尊重されるので、捜査当局が予防線を張ってどんどん被疑者に対する姿勢を後退させています。〈中略〉
問題は「中華思想」
——中国人に対するに当たっての日本側の問題点は。
坂東 日本人の歴史認識の不足です。今年6月、残留邦人の子として日本国籍を取得した福建省出身の姉妹の子や孫たち計48人が、来日直後に大阪市に生活保護を申請し、「生活保護受給目的の来日ではないか」と問題になりました。大阪市の発表の影響かと思われますが、当初、姉妹は「残留孤児」と報じられました。旧ソ連軍が中国南部にまで侵攻したことになります(笑い)。取り調べ中にもこれと同じ嘘をつく中国福建人が多数いましたが、公務員が基礎的な知識もなく中国人の嘘を見抜けなかったら、日本は彼らの都合に振り回されますよ。
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