支那人にまつわる坂東忠信さんのインタビュー「正論」11月号より

2010.12.20 Monday 19:41
くっくり


「日本が中国の『自治区』になる」
 坂東忠信著 産経新聞出版 1470円

“尖閣占領”以上に現実的!? 内側からの日本侵略

 供述内容は嘘八百。あらゆる方便で言い逃れる。本国にはない「人権」を連呼して抵抗する。北京語の通訳捜査官として、逮捕現場や取り調べに立ち会った中国人被疑者の生態をリポートした前著発行から2年。本著では、変貌する中国人の不法滞在の実態とともに、中国人ら外国人の積極的受け入れ政策の問題点を検証した。軽妙な筆致でありながら、「このままでは中国に内側から侵略されかねない」という著者の危機感に満ちている。

増える合法的?不法入国者

 ——不法残留者、オーバーステイの中国人は減っていますね。法務省のまとめでは、今年1月1日時点で約1万2900人。平成16年の約3万3500人をピークに年々減少し、20年の約2万5000人からほぼ半減しました。

坂東 かつて私が在籍していた新宿署だけでも、1日平均約4〜5人、私の係で3日に2人のペースで中国人を逮捕していました。取り調べは短くて1回に半日、長くて丸1日が必要ですが、中国人の供述は嘘が多いので、3回程度の取り調べでは終わりません。
 このため、警察の処理能力はパンク状態で、単なる不法滞在者の場合、自主帰国を促して始末書を書かせたりすることもありましたが、当然彼らは帰国しない。
 そこで、出入国管理法(入管法)65条を適用して警察の処理を簡略化することで警察、検察、入管の三者が合意し、片っ端から入管に送って強制退去処分ができるようになりました。この効果が大きかったのです。
 しかし不法滞在者は、警察官の数が多く摘発の可能性が高い都心から周辺地域へ、さらに仙台や名古屋の地方へと拡散し、特に中国人は根付いてしまったのです。

 ——オーバーステイではない不法滞在者、つまり密入国者はどうでしょうか。

坂東 「合法的」不法入国者が増えています。身分を偽装し、外形上は正規のパスポートを持って入国してくる中国人たちです。学歴や収入などで来日条件を満たしている人から戸籍書類を買い、旅券を作る。「なりすまし」と呼ばれる手口です。彼らの旅券は正規の物ですから、「合法」滞在期間中の摘発はほぼ不可能です。
 平成21年末の外国人登録者数は、不景気の影響でおよそ半世紀ぶりに減少しましたが、中国人は約2万5000人増えて約68万人になった。「合法的」不法入国者も相当増えているとみるのが自然でしょう。

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