「アンカー」ウィキリークスから読み解く半島情勢&北砲撃は中国了解済!?

2010.12.02 Thursday 03:26
くっくり



一同
「はあー」

青山繁晴
「そうすると皆さん、ちょっと待ってくれ、ですよね(一同頷く)。ある意味、民間人を巻き込んだ砲撃の方が深刻なんだから、それ中国が了解するんだったら、さっきのウィキリークスの話とも違うじゃないかと。あるいはこの『アンカー』で言ってきたこととも違う部分あるじゃないかと。つまり、中国はそんなことをやる、んー、金正日体制、そして金正日さんは何のためにやってるかというと、金正恩さんって三男坊に、あの、世襲するためですよね。そういうのをみんな認めてんのかと、話が違うじゃないかってことになりかけますね。当然僕は、この人はあの、迎えの車が来てて、もう空港に行かなきゃと言ってましたが、そこは当然詰めて詰めて聞きましたら、実はこういうことなんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「『中国が、「北朝鮮は金正恩体制でいい」と考えている』」

青山繁晴
「はい。ひとつはね、これあの、謎解きの前なんですね。謎解きの前段階で、今回の砲撃を、中国は事前に了解してたとするならば、それは、中国は実は、ま、北朝鮮はしょうがない、3代目の世襲で、金正恩さんの体制になった方が、まあマシかと、それでいいと考えてる、ね。もう一回言いますが、それだったら今までの話といろいろ矛盾する。本当の中身はこれなんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「2012年秋までは胡錦濤さん。2022年秋まで習近平さん。これはどういうことですか」

青山繁晴
「はい。つまり、中国と言っても、実は2012年、先週の『アンカー』で強調したこの年に、ガラッと変わるということが本当のポイントなんですよね。2012年の秋に、5年ぶりに中国共産党の大会を開きます。その共産党大会で、胡錦濤さんと、それから温家宝首相は引退して、その新しく習近平さん、今は副主席ですけども、その人の体制、国家主席になると。そして中国共産党は今までの権力闘争をいわば反省して、国家主席というのは2期10年て決めてるから、新しい10年、2022年秋までの、ね、ワールドカップサッカーの、その2022年までの10年間が始まると。この2人は、実は日本で見てるよりも、中国国内から見ると大きく違うんです。胡錦濤さんは、尖閣事件とかあったから反日的に見えてるでしょうが、中国共産党と中国の軍部から見たら、中国の指導部の中では、親日派に見えるわけですよ。そして、軍とあまり仲が良くない。そして世襲が嫌い。どうしてかというと、本人自身が叩き上げ。共産主義青年団から、ね、共青団って言いますが、叩き上げで出てきた人だから、世襲嫌いだから、そもそも今の金正日さんに世襲したのも気に入らないから、3代目の世襲はもっとだめ、これ何度も『アンカー』で言いましたね。ところが、習近平さんになると、ガラリと変わる。まず世襲から行くと、ご本人が世襲なんですよ。そして太子党って言いましてね、中国共産党の中に、世襲でやってる人たちがいて、その代表なんですよ。そして習近平さんは軍と仲が良くて、そして江沢民さんに、推されて出てきたから、江沢民さん日本にまで来て、もう反日反日、そして反日教育をやった、はっきり言うと、ま、張本人て言い方はきついかもしれないけど、反日教育を押し進めた人ですね。その影響を受けてるから、ガラッと路線が変わると。軍と近い習近平さんから見たら、中国軍の一部の中に、北朝鮮の軍部と結ぶ勢力もあるから、その、中国の軍部の一部が、あの砲撃を、ということなんですね。あの砲撃を、事前に了承したっていうのは中国丸ごとじゃなくて、習近平さんにくっついて、その、2012年の秋からもっと権力ほしいっていう中国軍部の一部が、今回北朝鮮と連絡を取り合って、砲撃を事前に了承してたんじゃないかと、いう、いわば日本政府の、これはトップクラスの情報当局者ですが…」

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