外国人から見た日本と日本人(21)

2010.11.20 Saturday 02:58
くっくり


加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!—外国人43人が深く語る」より

 私は、死後の臓器提供意思表示カード(ドナーカード)を持っています。この制度が始まった時点で、昔から悪かった肝臓以外の全身を提供できるようにすべての項目にチェックをつけています。あなたはスリランカが、アイバンクの登録システムを世界で最初に作った国だと知っていましたか?スリランカでは大学生になるとほとんどの人がアイバンクに登録しています。私は死後の臓器提供は人間として当たり前のことだと思っていますから、日本で骨髄バンクを作る運動にもずいぶん協力をしました。

〈中略〉幸いなことに、今回はお役に立てませんでしたが、いつか私が本当に死んだ時には、大好きな日本人に肝臓以外のこの体、全部さしあげます。嘘ではありません。その証拠に、私はすでに自分のお墓を日本国内に買ってあります。

 私はキリスト教の学校に学んで、ヒンズー教徒もいる小乗仏教の国で育ちましたが、最後は日本の地に骨を埋めたいと思っています。日本の仏教なら、死んでも毎年お盆になると家に帰って来られるのが嬉しいからです。一時的にあちらへ行くだけで、また時々帰って来られると思うと何かホッとしませんか。とても人間味のある宗教だと思います。私も死んだら毎年お盆には、ワイフに会いに帰って来ようとも思っています。

■イラクのサマワ新聞
陸上自衛隊によるイラク支援を報じた現地の「サマワ新聞」2004年1月16日付より

 我々は我が県に日本隊が到着するまで、この道徳と倫理を保持した立派な人々について何も知らず、感情のかけらもない技術革命により、全世界の心を支配するつもりだろうと思っていた。

 しかし、日本国陸上自衛隊が県内に到着して数週間の内に、サマワの人々は彼らが『古きニッポン』の子孫として、愛情と倫理に溢れた人々であることを見出した。

 彼らは偉大なる文明を保持するとともに他の国家を尊重し、他国民の家庭や職業に敬意を払う立派な伝統を持っていたのだ。


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