「アンカー」尖閣ビデオ神戸海保職員流出告白 裁かれるべきは誰?
2010.11.11 Thursday 03:27
くっくり
まず管理体制のことに関連して、海上保安庁の鈴木長官の答弁、その内容が、僕が海保の複数の幹部たちに聞いてる話と食い違ってるんですね。で、鈴木長官は、検察に渡したビデオはあるけれども、内部で研修用に作ったものはないとおっしゃいましたが、これは事実に反します。長官はおそらく研修用ってわけじゃありませんよということが言いたかったんじゃないかと推測、あるいは忖度するんですけど、中国の漁船ないしは偽装漁船が、思い切り日本の巡視船にぶつけたという異常な事件ですから、これは当然、海上保安官、みんな海の守りにつくわけですから、見なきゃいけないんですよ。見ちゃいけないんじゃなくて見なきゃいけないので。
(それは今後のためにですよね)
そうです。だから検察に渡して終わりじゃなくて、当然みんなが勉強するために、まさしくその意味では研修って意味で実際にビデオを作ったんですよね。だから鈴木長官がおっしゃった答弁は事実と違うと思います。
しかし、その上で、じゃあ今回は情報の管理体制だけが問題なのか。もう菅さんの答弁はそればっかり言ってるわけですけど、情報管理が甘かったということについては責任感じるってことをおっしゃってるけども、じゃあこれがヤマヒロさんがおっしゃったとおり、完全に隠してですよ、管理ってのはきれいな言葉で、要はこれ隠してるわけですから、隠して見せてはいけないものだったかってことについては全然答弁されないわけですよ。
それから仙谷官房長官も、今日、ちょうどこの保安官が名乗り出てきたっていう時に国会審議やってるんですけども、だからこそ、じゃあ官房長官はじめとする首相官邸から見たら、なぜこれが国民の目に触れてはいけない情報なのか、そしてだからなぜ強制捜査になって、やがてこの保安官は逮捕されなきゃいけないのかってことを、それこそ堂々と国民に説明すべきなのに、終始、いや、質問の意図がわからないとか、そういうことで逃げておられたから、ということは要するに説明できないのかなと思いますよね。
だからそういう意味から、責任ということについて言えば、この海上保安官はこれから法の裁きを受けていくわけですけれども、菅総理と仙谷官房長官の政治的な責任ってのは免れ得ないと思います。
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