「アンカー」尖閣ビデオ神戸海保職員流出告白 裁かれるべきは誰?
2010.11.11 Thursday 03:27
くっくり
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青山繁晴
「このビデオ、皆さん、あの、こんな言い方いいかどうか分かりませんが、懐かしい映像ですよね」
村西利恵
「こちらは2001年12月に鹿児島県奄美大島沖で、北朝鮮の不審船が、海上保安庁の巡視船と銃撃戦を展開した時の映像です。この事件で北朝鮮の不審船は沈没し、乗組員全員死亡、海上保安庁の巡視船乗組員3人が負傷しています」
青山繁晴
「はい。これは誤解なきよう、沈没したのは北朝鮮の側が自爆したんであって、海上保安庁の銃撃によって死んだ、あるいは沈没したのではありません。しかし、そうであってもですよ、この映像というのは明らかに、我が国の海上保安庁、海上の警備力がどんな能力を持って、どういう時についに発砲するのかというのを、手の内を見せた映像なんですよ」
一同
「(同意)」
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青山繁晴
「それなのに公開しててですよ、未だに皆さん、これあの、今日のテレビだけじゃなくて、海上保安庁のホームページに行けば今でも見られるんですよ。全世界に向けて公開されてて、手の内をさらけ出したものまで公開してるのに、同じ海でですよ、何で今回のやつが機密扱いになるのか、これは誰が考えてもおかしいわけですよね」
一同
「(同意)」
青山繁晴
「ですから、いわばこの北朝鮮のその不審船を、ついに銃撃した、銃撃といっても、威嚇銃撃ですね、威嚇のために銃撃して、そして向こうが撃ち返してきたんで正当防衛で、こちらも撃ったと。そしたら向こうが、はっきり言うと、勝手に自爆して沈んでいったと、そして全員死亡したと、いうこの、前の映像が、今回(の映像)は機密じゃないでしょうって、いわば証拠になるわけですね」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「で、この状態の上でですよ、すでに今、神戸で海上保安官が事情を聞かれてて、やがて逮捕されて、東京に身柄を移されることになって、そのあとどうなるかというと、それはもちろん、起訴したら裁判になるんですよね。そして僕は実は最近は、海上保安庁の人よりもたくさん電話してる相手って検察官なんですよ。検察官にね、例えばその、調べる側の人だけじゃなくて、公判部ってあるんですけど、公判を維持する立場の人に聞いて、これ、機密だと立証できるんですか?と。どうやって立証するんですかと。裁判になったら今、皆さんにお見せした、あの北朝鮮の工作船との銃撃の映像も出ますよと、裁判に、弁護側からおそらく。こっち(北朝鮮工作船)は公開で何でこっち(中国漁船)は機密だと。そんな時、どうやって反論するんですか?とね、言いましたら、実は、あー、現実はこうなんです」
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