中共の見え透いた前原潰し&私信その2
2010.11.01 Monday 00:47
くっくり
もし更迭なんかしようものなら、「菅首相は中国の言いなりになって前原さんをクビにした。またしても中国に屈した。こんな弱腰政権もういらん!」と世論が怒るのは必至です。
てか、これぐらいのことは中共も分かりそうなもんなんですけどね。どうもこないだから対応がちぐはぐな気がします。
まだ何か裏があるんでしょうか?
それとも、党内の対日穏健派(現主席の胡錦濤)と対日強硬派(江沢民に推された次期主席の習近平)の対立は、そこまでぐちゃぐちゃで深刻な状況になってるんでしょうか?
その点、10月31日の「報道2001」と「サンデーフロントライン」を見ると、両番組とも概ねそういった論調、つまり中国の国内事情というか党内事情が首脳会談ドタキャンの原因であり、前原さんは口実に使われただけといった論調でした。
論評を個別に少し抜き出すと……
「報道2001」では、まず石平氏が、日中外相会談の時の楊外相の余裕のなさから、楊外相が背中に重たいものを背負っての会談だったと指摘。
前原宏子氏(PHP総研)は、尖閣衝突ビデオを一部国会議員に公開することが決まったが、これに中国側は関心を寄せていたと指摘。
宮家邦彦氏は、日本がアメリカなどを巻き込んで尖閣の根回しをしているが、それが中国側にとってはメンツを潰されたり国際的な孤立を招くことになるので警戒しているのだろうと。
平井文夫氏(フジテレビの報道局専任局長)は、前原さんが悪いのではなく、温家宝さんが菅さんから逃げ回っているようだと。
一方、「サンデーフロントライン」は、導入部では、ドタキャンは仏AFP通信の誤報が原因であり、また火消しに回りたい中国側にとって前原さんが邪魔な存在であると解説。
が、森本敏氏は、実はAFPの誤報は口実に過ぎず、中国側は当初から首脳会談を中止させる意図があり、その理由はやはり党内の路線対立にあるという話をしてました。
番組的にも「ドタキャンは中国の国内事情。騒がず大人の対応を」とまとめていました。
とにかく中共の内部が対立で大きく揺れてるんだとしたら、それは日本にとってはチャンスですよね。
政府・与党は今こそ一致団結し、そこに付け込む外交を展開していくべきです。表向きは騒がず、でも水面下ではえげつなく。
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