正気で「発狂」するマスコミ
2010.10.23 Saturday 02:58
くっくり
尖閣の小競り合いの結果を、今の民主党の政治的手腕の欠陥と言うなら、マスコミも自社が書き続けた過去の無責任な、歯の浮くような中国礼賛の記事の責任を十分に取るべきだろう。マスコミは戦後一切の抵抗の精神を失い、今も部分的に失ったままなのである。
____________________________全文起こしここまで
私はこのコラムを読んで、中国がどう、マスコミがどうという以前に、「曽野綾子さんってすごいなぁ、さすが作家やわ、文章も表現も上手いわぁ」と、まず純粋に感動してしまいました。
特に赤字強調させていただいた、
【マスコミは正気で「発狂」していた。意図的に、権威と脅しの幻影に追従した。】
【マスコミは戦後一切の抵抗の精神を失い、今も部分的に失ったままなのである。】
ここの箇所は、もう心にズシッと響きましたね。
ちなみに、このくだり……
【今から40年前、産経新聞と時事通信を除く日本のマスコミは、絶えず脅しを受けながら、特派員を受け入れてもらうために、完全に中国政府の意図を代弁する記事を書き続けた。】
もしかしたら若い方でご存知ない方もいるかもしれませんので、ちょこっと説明すると……
当時、文化大革命で狂乱状態にあった中国政府当局は、中国政府提灯記事以外の記事を書くあらゆる報道関係者を「外国反動分子」と決めつけ、中国から追放していました。
そして最終的に、北京に駐留している日本のマスコミは朝日新聞のみとなりました。
朝日新聞は中国特派員を唯一持つという立場を守るため、中国政府当局のあらゆる捏造加担とおべんちゃらを開始したのでした。
詳しくは、以下を参照。
・Wikipedia>日中記者交換協定
・Wikipedia>朝日新聞の中国報道問題
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思い返せば、マスコミが正気で「発狂」した例って過去にたくさんあるんですよね。中国や北朝鮮の礼賛報道なんかが代表格ですが、他にももう本当にたくさん。
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