「アンカー」中国に乗せられた日本メディア 反日デモの裏に中共権力闘争

2010.10.21 Thursday 02:38
くっくり



(連日お伝えしておりますが、事の発端は漁船が衝突した事件でした。その模様を映したビデオすらまだ私たちは見ていないわけですけれども、その中で混迷が続く日中関係、いくつかのポイントがあると思いますけれども、まず青山さん、今日、石垣市議会で尖閣への上陸決議が全会一致で可決されましたが)

 先週の土曜日に沖縄に行きまして、石垣市の中山市長と、市議会の議長にもお会いしてきたんですけどね。もともと、もっと前から中山市長は、たとえば魚釣島は個人の所有なんですね、私有地だから誰も入るなってことになってるんですけども、やっぱり日本国民があの島に普通行けないのはおかしいんじゃないかってことで、中山市長は固定資産税の調査ということで、国に内々、上陸したいと申し出をしてきて、もうほとんど門前払いになってきたんですよ。今回はちょっと戦術というかやり方を変えて、漁民の方々からずいぶん声が挙がってきたんです、実際に。尖閣諸島の周りって良い漁場だが、海が荒れることがあるので、実際に避難したくなった時に、たとえば魚釣島に避難しちゃいけないのかという重大な問題が現実にあるので、それで市長は避難港を作ることも含めて、そういう全体の調査をしたいと、それは私有地であってもですね、所有者と国の了解得られれば行けるはずだと」

(それは当然のことですよね)

 皆さん(ニュースVTRで)ご覧になったとおり、中山市長って若いですよね。青年会議所出身で、僕、青年会議所と付き合いあるので、前からよく知ってるんですが、これ天運というのか天命というのか、沖縄の自治体首長ってわりと高齢者が多いんですが、こういう時に限って石垣市に青年市長がいるっていうのは、いわば日本にとっては動きが身軽っていうか活発というか。中国にとっては目障りな話だと思うが、とても重要な動きだと思います。やっぱり国民がどれぐらい応援するのかということも、今後大きく左右すると思いますね。

(なるほど。それから日本の政府高官、特に前原外相発言に対して、中国はまあ反応しておりますけれども)

 前原さんと中国の報道官がやり合うっていうのは、むしろ堂々とやればいいと思うんですよ。ただね、中国のあの報道官が反日デモについて中国に責任はないと言われましたが、それは客観的に見てどう見てもおかしくて、というのは、中国はまずフェアな事実として言わなきゃいけないのは、1969年までは全然、尖閣諸島の領有を主張してなくて、海底資源があるって報告書がその69年に出たら、70年から突然領有を主張し出した。これ何回も『アンカー』で申しましたね。そこから40年経ってるんですね。その40年の間、ずっと中国の若い人々に昔から尖閣は中国のものだったと教え込んできて、国際社会はこう言ってるとか、日本はこう言ってるってこときちんと教えてこなかったから、日本が侵略してるんだと若い人が思い込んで反日デモになってる。

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