「アンカー」日本の農業をダメにする役人と戸別所得補償制度

2010.10.16 Saturday 00:50
くっくり



 「日本の農家は儲からんと言うけどホント?農家はしたたかだよ。儲からんわけがない」

 岡本さんは独自の農業経営を続けるために、2001年に農協を脱退。
 その戦いの歴史を去年、1冊の本にまとめました(「農協との『30年戦争』」)。
 日本の農業について、言いたいことが山ほどあると言います。

 「嘘ばっかり言ってんだよ。日本の農業は弱い?だから守れ?嘘ばっかり言うなと。守ってるのは農業じゃない。役人の利権を守ってるだけなんだよ。そのことを理解してもらいたい」

 …………………………VTR終了…………………………

(以下、名前の明記していない部分の発言は全て岡本さんの発言)

image[101015-05shucho1.jpg]

■岡本さんの主張(1)「戸別所得補償」なんていらない!

 (私は)戸別所得補償の申請はしておりません。全然必要ない。だって、自分の経営でしょ?自分の経営のものを、他から補填してもらわなければ成り立たないってことは、会社としては倒産ですよ。

(山本浩之:それでやっていけるんですか?)

 ちゃんと、社員の給料は延滞しておりません。秘訣は徹底的なコストダウン。お米作りは人件費はほとんど必要ないんですよ。稲作に関しては全て機械化なんですよ。機械の稼働率を高めることがコストの削減なんですよ。それをただ徹底的に行ってるだけ。

(岡安譲:具体的に機械化はどういう部分を?)

 1から10までです。田植えから刈り取り、収穫、乾燥まで全てですよね。肥料はお米はそんなに要らない。もう日本の技術革新すごくて、例えば有機米とか作ろうと思うと、虫に食べられてたっていう格好で生産者も甘んじてる。今、私どもの入れてる機械は、全て玄米の段階で汚いもの、虫にかじられたものを排除、選別する。白米はお米屋さんがやってたけど、玄米はなかなかなかったけれども、それがすごくリーズナブルな価格に下がって、だから日本の農業支えてる産業界、ものすごい技術持ってるんで、それをうまく順番に自己資金で導入しながら進めてくれば、もうお米の補助金とか全然不要。

image[101015-06ronri.jpg]


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