2006.07.01 Saturday 02:10
くっくり
ただ新たな根拠を示したわけではない。それを信じろと言われても、説得力に欠けよう。まして生存を信じる横田さんの両親には通用すまい。
日本人拉致を認めた北朝鮮は、もっと誠実に説明責任を果たす義務がある。めぐみさんのことに限らない。ほかの被害者についても、まともに説明しようとしない不誠実な姿勢が、日本国内に強い不信感と怒りを増幅させている。
これでは国交正常化といっても、世論に受け入れられない。英男さんを訪日させ、被害者家族らの疑問を直接受け止めることも考えたらどうか。娘のヘギョンさん(18)も早く祖父母に会わせたい。
それにしても、英男さんにとってもつらい人生だったに違いない。
韓国政府は英男さんを拉致被害者と認定し、それを証言する北朝鮮の元工作員もいる。でも会見ではそれを自ら否定する。再婚して新しい家庭もできた。だからあまり多くは語れないのだ。
同じ民族が殺し合った朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族は、南北に1千万人と言われる。離別の悲劇は拉致だけではない。それが、拉致犯罪に対する日韓の思いに微妙なずれを生じさせる。
犯罪を謝罪させ、犯人を処罰し、被害者を帰国させる。日本では当然の要求であっても、韓国ではどうしても現実味に欠けると映るのだろう。正義はともかく、生きているうちに再会させることを最優先にせざるを得ない。そんな苦しい事情があることも受け止めたい。
拉致という国家犯罪が人々にもたらすさまざまな過酷な試練。それを思うと、改めて怒りがこみ上げてくる。
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