「アンカー」尖閣事件船長釈放の真相と中国の誤算

2010.09.30 Thursday 02:29
くっくり



山本浩之
「ま、ここへ来て、態度に、姿勢に、変化が出てきた中国なんですけれども、これについては青山さん、どういうふうにご覧になりますか」

青山繁晴
「これは、日本が船長釈放したから、軟化してきたっていうふうに、受け止めてはいけないと思ってます。これはあの、アメリカはですね、あの、日米安保条約第5条、つまり、日本の統治下にある地域に、危機があったら、もし日本の要請があったらアメリカ軍も動きますよっていう、ま、趣旨なんですけど、尖閣諸島はそれに含まれますということ言いましたね。で、それプラス、でも、日本は早期に解決しなさいよと、してくれよということを、ま、言ったんですね。これ実は中国に対しても言ってるんですよ。ええ。だから、日本が船長釈放したから中国は態度を軟化させてきたように見えるんじゃなくて、その、アメリカにそろそろいい顔しないと、今の現状では、アメリカ軍が本気になったら中国は全く対抗できませんし、それから中国は、ま、だんだん世界の孤児になりつつあって、その、中国も要するに世界経済の中で生きてるだけですから、一人では生きられないから、日本に対してじゃなくて、その、アメリカと世界全体に対して、軟化させ始めたんだと、船長釈放のおかげじゃないという現実を僕らしっかり見る必要があると思いますね」

山本浩之
「なるほど。えー、緊張する日中関係なんですけれども、もちろん今日の青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーでは、詳しくこの問題について解説をしていただきたいというふうに思います」

青山繁晴
「はい。ま、あの、今日は、最初、実はちょっと僕、胸がえぐられる思いなんですけれども、あの、わずか1週間前なんで、あの、このスタジオにいるスタッフも、それから視聴者の方もちろん、ご記憶の通り、僕は先週のこのコーナーで、もしもこの船長を起訴できないようなことがあったら、日本の民主主義は死に瀕しますと、いうことをあえて申したわけですけど、ま、正直その時、まさかこういう処分保留のまま釈放ってことは僕も想像もしなかったんです。で、その、わずかあとの先週金曜日に、えー、船長の釈放ってことが起きてしまいまして、わずかそれから、まだ1週間経ってないわけですけど、何かこう、この国、あるいは世の中が変わってしまったような感じするぐらい、その、大きな衝撃だったですよね。で、こういう時にこそやっぱり僕ら大事なのは、主権者として大事なのは、その事実を、フェアな事実をあくまで踏まえるってことなんで、今日はその、事実は何だったかっていうことを、一番その、軸にしたいんです。で、その上で今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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