「アンカー」尖閣事件船長釈放の真相と中国の誤算

2010.09.30 Thursday 02:29
くっくり



山本浩之
「船長の人権とかそういうこっちゃなかったわけですね、つまりは」

青山繁晴
「その通り。船長の人権じゃなくて、あくまで中国の国益を考えてやったわけですよ。で、そりゃまあ、あの、中国だけじゃないんですけどね、そういう動きは。そして、だからこのわずか2日後に、それまで日本が想像してなかった、温家宝首相が即時釈放を急に要求することになった。で、これに驚いたってこと自体が、皆さんほんとはこれ、僕たち怒らなきゃいけなくてですね、それまでまさか総理大臣が出てこないと思ってたんですよ、日本側は。しかし日本側は菅総理以下がこの問題に取り組んでたわけでしょ。ということは、日本は、総理と総理が対等じゃないってことですか。日本は総理大臣が一生懸命やってて、中国はもっと下がやってて、それでいいんだというのが、ここにあったわけでしょ、この間に(21日までの間に)。そして、いわば中国の首相が出てきたら大慌てしたわけですよ。ということは、日本の総理から見たら上に扱ってるようになるから、これ自体、非常に間違ったメッセージを国際社会、あるいは中国に発したことになるんですが、これで驚いてですね、実はその、日本側が、あの、ま、はっきり言うと慌てたわけです。特に官邸が慌てた。慌てたために、その翌日に迫っていた渡米の時に何があったかというと、こうです」

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村西利恵
「菅総理は、訪米前に『ニューヨークにいる間に解決してくれ』と、仙谷官房長官に伝えたと」

山本浩之
「へえー」

青山繁晴
「はい。これ(モニターの「政府高官」)はですね、あの、もちろん一人ではありません。で、この件は意外にたくさんの政府当局者が知ってます。で、これあの、ま、菅さんらしいなと僕は思うんですけども、言ってるようで、何も言ってないようで、言ってるんですよ。というのは、例えば船長釈放しろとかですよ、ね」

一同
「そうか…」

青山繁晴
「あの、例えばあの、極端な話、指揮権発動しろとかいうようなことは一切言ってないわけじゃないですか」

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