「アンカー」党内野党を抱えた菅政権&尖閣沖中国船衝突事件の深層

2010.09.16 Thursday 01:30
くっくり



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村西利恵
「それが、尖閣諸島の中国漁船衝突事件です。今月の7日に日本の領海内で違法操業の疑いのあるトロール船を海上保安庁の巡視船が発見、翌8日に船長の中国人を公務執行妨害で逮捕しました。13日になって、中国人船員14人と漁船は帰国させましたが、船長は19日まで拘留予定です」

青山繁晴
「はい。で、ここ(モニター右下)に、ま、写真がちょこっとありますようにね、中国国内では、あー、たとえば旭日旗(きょくじつき)を作ってそれを燃やしたりですね、ま、旭日旗、かつては国旗と同等に扱われてたもんですから、それを侮辱するっていうのはほんとに国際社会の中でも破廉恥行為ですけれども、この経過をですね、あの、公平にもう一回見ておきたいんですよ。というのは誤解もあると思うんです、日本国民の中に。というのは、ま、こういう感じだとですね、要するに、たまたま1隻か、ま、せいぜい2隻ぐらいのトロール漁船がいて、それをたまたま巡視船が、我が海上保安庁の巡視船が発見して追っかけてこうなったっていうように見えるでしょ?ところがですね、あの、僕、実は本業のひとつで、海上保安庁の政策アドバイザーも務めているんですけれども、で、あの、海上保安官、特に若い海上保安官の日ごろの悩みに接する機会はよくあります。で、彼らは、もうこの尖閣諸島の近辺では特に悩んでいてですね。というのは、もう国際法上も完全に日本の領海なんですよ。尖閣諸島に領土問題ありませんからね。で、そこなのに、ひどい時は、まぁざっと言うと、200隻以上、あるいは270〜80隻の、もの、トロール漁船がですよ、この今(VTRに)映ってる海に、勝手に入ってきて」

村西利恵
「そんなにですか」

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青山繁晴
「ええ。日本の漁業資源を根こそぎ、トロールで持っていくっていうことが行われていてですよ。それなのに何もしてはいけないってふうになってるわけですよ。してはいけないって具体的に言われたわけじゃないけれども、とにかくその、取り締まりはできない状況にあって、実は、心身に異変が生じる保安官まで本当はいるんですよ。海上保安庁としては公式にはあの、決して言えないことだし、因果関係はと言われたら、そりゃ分かんない面もあるけれども、でもほんと悩みを抱えてるわけですよね。そしてこの7日の日もですよ、あの、ざっというと40隻前後のトロール船がまた勝手なことをしてるから、もう見るに見かねて、海上保安官は海の守り役なんですから、そして摘発しようかということで、その、追尾していったら、このトロール漁船の方がですよ、この中国人の船長が明らかに舐めてかかってて、つまり海上保安庁の巡視船は武装もしてますけど一発も撃たないってことを百も承知だから、単に逃げるだけじゃなくて、意図的にぶつけてきたわけです。接触じゃないですよ。ま、ここ(モニターに)衝突って書いてるけど、よく接触と報道されてるけど、違います、ぶつけてきたんですよ。だからやむにやまれず、拘束して、で、そのあと、しかし逮捕に踏み切るまで、ま、半日ぐらいかかった、つまり首相官邸のご意見とか外務省に聞かなきゃいけない。外務省は海上保安庁の問題だって突き放したりしたわけですよ。その悩みの果てに、その、ようやく、その、船長については19日まで、その、石垣簡裁の許可を得て、今、拘留してるわけですね。で、この状況というのは、実はその、国際社会の中で中国はどれほど非難されてもやむを得ないぐらいの状況なのに、実際は起きてることは逆さまで、こうなってるわけですね。はい、出して下さい」

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