韓国の『夢想自大主義』「SAPIO」06.4.26号
2010.09.13 Monday 00:31
くっくり
「鍼灸は韓国起源」で中国からも抗議
またテレビドラマ『宮廷女官——チャングムの誓い』には、鍼灸が朝鮮の発明のように描かれていて、それが中国で放映されたときに視聴者からクレームが付いたと報道された。
いまや、ウリジナル攻勢の矛先は日本だけでなくなったわけだ。「事大」主義で膝を屈する相手である中華に対して、「こっちがオリジナルだ」と歯をむく韓国になった。だから事大主義を超えて夢想自大主義に突入したと判断されるのである。
黄禹錫(ファンウソク)・ソウル大教授による捏造事件は、決して突発的に起きたものではない。韓国が国を挙げて夢想自大主義を具体的証拠で確認したいと要求したから、ひとりの「弱い自分」に勝てなかった学者がそれに応えただけである。
問題は、韓国民の夢想がこれで覚めるかどうかだ。教授の記者会見や国民の反応を見ると、やはりまだまだ懲りていないことが分かる。
科学分野のノーベル賞を国民が渇望していることは分かるが、金大中のノーベル平和賞(2000年)だってカネで買ったも同然だということを、韓国民はとっくに知ったが無視してきた。数億ドルの貢ぎ物を独裁者・金正日に贈って首脳会談に応じてもらったことが公になり、関係者が自殺までしているのに、金大中自身は口を拭って知らん顔をして今日に至っている。
反省しない国民性なのだ。専門雑誌への虚偽論文がばれたぐらいは大したことではないと片づけるだろう。国内問題としてはそれでもいいのだが、もはやウリジナル現象は国内問題の域を超えている。あきらかに迷惑をこうむっている日本が、それに対してどう対処していくべきか、われわれも真剣に考えなければならない。
このまま韓国民が突き進めば、いずれもっと大きな挫折を経験することになるだろう。
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