2006.06.30 Friday 02:02
くっくり
韓国民は紆余曲折を経て実現した親子の再会に目がしらを熱くしながらも、この日姿を現した金英男さんを通して、北朝鮮に対する認識を新たにしたことだろう。
北朝鮮はこれまで拉致被害者の存在自体を認めようとしなかった。だが、日本に対しては小泉政府のねばり強い圧迫と説得に屈服し、13人の日本人を拉致した事実を認め、現在までにそのうちの家族5人を帰国させたが、同じく拉致された韓国人については相変わらずの知らぬ存ぜぬだった。
当時高校生だった金英男さんが自分の足で北朝鮮に行ったはずがない。北朝鮮で姿を現した金英男さんの存在は、過去に北朝鮮が韓国の人々を拉致してきたという明白な証拠となる。それゆえ、北朝鮮は今や拉致犯罪について謝罪し、残りの拉致被害者をすべて帰国させるべきだ。
28日午後、金英男さんが記者会見を行うという。本人が自主的に北朝鮮に渡ったと発言するかもしれないし、2004年に横田めぐみさんのものだとして日本側に引き渡した遺骨がにせ物だったという日本の主張に反論し、本物だったと主張するかもしれない。また、韓国に帰してくれると言っても帰らないというかもしれない。
しかし、いったい誰がその言葉を信じるだろうか。
北朝鮮は今回の対面行事を機に拉致問題の幕引きを図ろうとする可能性が高い。韓国政府がまたしても北朝鮮の思惑に乗せられるようなことになれば、今度は国民が黙っていないだろう。
28年ぶりに親子が再会
母の崔桂月さんと拉致被害者の金英男さん
(しかしこの再会ですら、日本政府のDNA鑑定結果による世論に押される形でやっと実現したもの)
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