外国人から見た日本と日本人(20)

2010.09.07 Tuesday 00:21
くっくり


「正論」2010年9月号 末永卓幸(トラック島在住・ツアーコーディネーター)【秘話・トラック島に残された六十五年目の大和魂】より
末永氏に語った言葉

 私たち年寄りは、日本時代が一番好き。若い人は私達の話を聞いて、そうか、日本人はよく叩くのかと言います。本当です。悪い事をしたら叩きます。悪い事をしないようにです。だから日本時代は良かった。学校でもそうだった。遅刻する。悪い事をする。そんな生徒はいつも罰があった。厳しいと思ったけど、それは仕方がない。罰を受ける。今度は遅刻しない。もう悪い事はしない。

■マハティール・ビン・モハマド=マレーシア人。1925年(大正14年)生まれ。エドワード7世医科大学卒。在学中の1946年、統一マレー国民組織(UMNO)の発足に携わり政治活動を開始。1981年(昭和56年)から2003年(平成15年)10月まで首相在任。欧米諸国ではなく日本の経済成長を見習おうというルックイースト政策をはじめ、長期に及ぶ強力なリーダーシップによりマレーシアの国力を飛躍的に増大させた。来日が50回を超える親日派だが、日本らしさを失いつつある最近の日本への批判も忘れない。
「SAPIO」1999年4月14日号 大前研一 【マハティール首相『日本援護』演説をいかに受け止めるか】より
1992年10月14日香港にて行われた欧州・東アジア経済フォーラムにおける、いわゆる「日本なかりせば」演説

 過去のヨーロッパ中心の世界では、東アジアとはすなわち極東だった。そして極東は、異国情緒あふれる中国と竜のイメージ、お茶、アヘン、高級シルク、風変わりな習慣を持った珍しい人々など、奇妙で神秘的な印象を思い起こさせる場所だった。
 
 いまや極東は東アジアになり、気の毒だがヨーロッパのロマンチストの興味の対象は減った。その代わりに政治家エコノミスチの関心の的になっている。ヨーロッパがアジアに対して懸念を抱いている事実は、この地域が、すでに今世紀前半の日本軍国主義以上に深刻な脅威になっていることを示唆している。こうした見方の底流には、不信感と恐怖がある。その理由は、東アジアの人々が自分たちとは異なっている、つまりヨ一ロッパ人ではないという点にある。

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