2010.09.07 Tuesday 00:21
くっくり
〈中略〉日本の朝鮮統治35年間の中、その後半期になってからは朝鮮人間に反日感情はなかった。家庭で親が子に対して「日本は悪者だから、お前達がしっかり頑張って、朝鮮の独立を勝ち取らねばならぬ」と諭した者はただの一人もなかったと思う。すべての親は子供らに、学校でよく勉強して、いい学校を卒業して、いい職場につくことのみを願っていたはずだ。
記録によると、昭和14年12月に創氏改名の手続きが発表されている。昭和15年2月11日から創氏改名の届け出を受け付け、同年9月17日までに創氏を届け出た者が全朝鮮の79パーセントに及んだとなっている。79パーセントどまりになったのか、その後も引き続き届け出を受け付けたのか不明だが、僕が中学校を卒業した昭和20年3月現在の状況から推測するに、全朝鮮の80パーセントないし90パーセントが創氏をしたと思われる。僕の知る限りにおいて創氏を強要された例はない。
現に僕の母方の呂運享(ろうんきょう)家は創氏改名していない。朝鮮共産党の大物として戦後、僕憲永ともども北朝鮮入りした李康国(後でこの二人はアメリカのスパイという濡れ衣を着せられて処刑された)家や、日本の貴族となった僕泳孝侯爵や趙重応子爵家も創氏改名しなかった。総督府当局が彼らに何らの不利益を着せることもなく、また親戚や友人の間で白眼視されるとか英雄視されることもなかった。
現在の韓国国民は、時の朝鮮総督府が朝鮮人全体に対し、創氏改名を強要して、100パーセントの朝鮮人がその強要に屈して創氏改名せざるを得なかったと心得ているようだが、これは事実と違う。実際は、国民間に反日感情は全然見当たらず、総督府の措置に対して何ら反抗心を持たずに当然の如くこれに応じたのだった。
「SAPIO」2002年9月25日号 クリスティン・リー【日韓の植民地政策研究は政治やイデオロギーに振り回されてきた】より
在米の韓国人女性研究者で米ポートランド州立大学教授であるリー氏が、博士論文の主題について日本が朝鮮半島を植民地支配した時代の教育と女性問題について研究したい旨をローデン教授に説明した時、返された言葉
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