外国人から見た日本と日本人(20)
2010.09.07 Tuesday 00:21
くっくり
私は焼き物の商売で十三カ国を回ってみて、日本ほど丁寧な国はないと思った。気持ちがやさしくて世界一丁寧な国だよ。ここまで丁寧な国に住んだら、もう他の国に住めないね。
日本に来て一番驚いたのは、イランではイスラム宗教を通して教えられる、「盗まない」、「嘘をつかない」、「親を大事にする」、「他人と仲良くする」、とかの生き方の基本を、日本人は宗教がなくても身に付けて育って、イラン人以上に守っている。これはすごいと思ったね。この前、イランの友達に会った時に聞いたんだけど、国から偉い宗教家が日本に来て、イラン大使館で一緒にお祈りした時、その宗教家が「日本人はイスラム教でもないのに、真のイスラム教徒のようだ」って言っていた、と話していたよ。
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この8月に出版された朴贊雄氏の著書【日本統治時代を肯定的に理解する 韓国の一知識人の回想】を購入しました。
1926年に京城(現ソウル)で生まれた朴贊雄氏が、日本統治下で過ごした幼年期から終戦に至る青春の日々を回想した本です。
当時の京城で営まれた穏やかな日常——医者や学校の先生など世話になった日本人の話(恩師の一人とは戦後に書簡のやりとりをしており、その内容も紹介されています)や、お祖父さんをはじめとする家族の話などがいきいきと描かれています。
それは「虐政を施された植民地朝鮮」という、韓国や日本のサヨクが主張する光景とはかけ離れたものとなっています。
また、朴贊雄氏は自身の体験をもとに、創氏改名、独立運動などの実際についても、率直、公正に語っています。
日本(日本人)の悪かった面についてももちろん語られていますが、それよりは日本(日本人)を評価する記述が圧倒的に多いです。
本のカバーの説明文には、「戦後教育によってつくられた、日韓併合に対する一面的な見方を克服し、真の日韓親善に繋がると信じて書き遺された、渾身の一冊である」と添えられています。
主に1999年から2005年にかけて日本語で書かれた文章をまとめたものであり、翻訳本ではありません。韓国では出版されていないのが残念です。
この朴贊雄氏の著書については、今後もこのシリーズで少しずつ紹介していきたいと考えていますので、お楽しみに!(^o^)
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