「アンカー」タンカー爆発&米国防総省「年次報告書」と58年分のツケ

2010.08.19 Thursday 01:34
くっくり



村西利恵
「失敗したから、あの程度で済んだのかもしれないってことですか」

青山繁晴
「はい、失敗っていうか、ええ、一部失敗だったと。で、これは念のため言いますと、今日の合同調査委員会では報告されてません。えー、あくまでも、要するに情報を一番握ってる所がまだ握ってる話なんですね。ただ、これで分かるのは、ずいぶん手が込んだ手口だっていうことなんですね」

村西利恵
「ほんとですね」

青山繁晴
「で、いろいろテロはあるけども、その、水上でリモートコントロールで船を動かして、そしてその、船は沈まなかったけれども、あんな巨大なへこみを作るっていうのは今までに少なくとも聞いたことがないわけですよ。こういうことを背景にして、もう一つ実は大事な話があって、それはこれなんです」

image[100818-06iran.jpg]

村西利恵
「内閣の情報当局者によると、『イランが関与した可能性についても情報を集めないといけない』」

青山繁晴
「はい。これはあの、決して誤解されてはいけないのは、視聴者の方が誤解していただきたくないのは、イランが関与したって話では全くありませんよ。もちろんそん、イランは、こんなことを述べてませんし、まだ何の証拠もありませんが、これはどうしてかというとですよ、あのホルムズ海峡やペルシャ湾ていうのはいろんな国が面してますけれども、しかし特にホルムズ海峡は、イラン革命防衛隊の海軍が、かなり支配してるってのは常識なんですね。従って、あんな手の込んだ、その、テロを仮にやったとすると、たとえばイランのような、まさかと思うような大国が関与してるかもしれないって可能性については、一生懸命情報集めないといけないねって、これは警察じゃなくて、えー、ここ10年ぐらい内閣で情報を集約するようになってますけど、そのうちの、これも、僕が信頼してる1人はこうおっしゃってるわけですね。で、これを客観的に見るためにちょっと地図を見ていただけますか」

image[100818-07map.jpg]

青山繁晴
「はい。これ中東の地図ですけれども、イラン、このようにすごい大国です。で、えー、イランはご承知の通り、核開発の疑惑ってのはアメリカから、かなり強く指摘されてて、国際社会で孤立が進んでて、たとえばトヨタの、トヨタ自動車の輸出すら止まってるような状況なんですね。で、そうするとイランとしては、その一方でイランとしては、核開発については、立場譲ってません。あくまでも民間の原発やってるだけだから、アメリカにごちゃごちゃ言われる筋合いはないと、イランはもう真っ直ぐその姿勢変えてないんですよ。従って、その姿勢を貫くためには、こういう他の、その、アラブと手を組まなきゃいけないっていう客観情勢はあってですよ。そして、イランにとってこのホルムズ海峡を握ってるっていうのは大事な点で。で、イランはイスラム教の中でシーア派。で、こういう他の国々は基本的にはスンニー派。そして例の有名なテロ組織のアルカイダもスンニー派なんです。本来はスンニー派とシーア派って仲悪いはずですが、さっきの内閣の情報当局者をはじめ、実は諸外国も懸念してるのは、これだけ手の込んだことを、このホルムズ海峡っていう世界の喉元というような大事な所でやるっていうのは、ひょっとしたら、イランとアルカイダのような、今までとは立場が違った勢力とが連携が始まってるのかもしれないと」

[7] << [9] >>
-
trackbacks (0)


<< 「日本の、これから」日韓の未来 古屋君と崔監督&ドラマ「歸國」
最近の民主党はもう何をどう突っ込んでよいのやら >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]