「アンカー」現地取材でわかった普天間移設問題の現状
2010.08.05 Thursday 02:46
くっくり
「はい。これもう自民党時代にですね、皆さん僕の手元を見ていただくと、こういうV字の滑走路を造るってことにしたんですよ。離陸用とそれから着陸用の滑走路をそれぞれ造ってですね、そうすると離陸の時、着陸の時、それぞれ風の向きなんかを考えると、陸にかかる部分が少ないと言ってて、これが妙案だってことで、自民党はそれ決着したんですが、実際には工事全然できなかったわけです。自民党も人のこと言えたわけじゃないんですよ。で、それをその、あえて、もう1本にしなさいと。で、その上でその、鳩山さんが言ってたような格好付けた話にするんじゃなくて、埋め立てしかありえないと。それが一番コスト安くて、結局はこれしかないんだと。で、その時に、でも民主党らしくせめて環境に配慮して下さいと。というのはあの、さっきのこのV字案ていうのは、その、陸のとこにかかってるんですけど、これを沖合いに出して、騒音被害を減らしてくれということが2つめ。そして3つめ、はい」
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村西利恵
「沖縄振興の長期ビジョンを示して、アメリカ軍の施設を少しでも県外へ持っていってほしい」
青山繁晴
「はい。これはね、これはあの、たとえば仲井真知事が一番強調されてたことでね。結局、沖縄を中長期で日本国はどうするかってビジョンがないと。その、つけはぎのような振興策をあの、持ち出して、いわばお金で釣るようなことはやめてくれと。そうじゃなくて日本国沖縄県としてどうするのかってことを、国民全体ではっきりとしたビジョンとして、そして内閣は責任持って示してほしい、その中に、この普天間は無理でも他に米軍施設たくさんあるんだから、少しでもそれを県外に、つまり僕たち本土の側で受け入れるっていう、長期ビジョンもちゃんと作って下さいと。で、もしも、この1番2番3番を今の民主党政権が沖縄側にやがて提示してくれたら、4つめ、はい」
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村西利恵
「民主党政権からこれらが示されれば、1年から1年半の環境アセスメントを行う」
青山繁晴
「はい。これはどういうことかというとですね、これ実はこの、V字滑走路の時代にすでに仲井真さんは知事だった。その時に50メートルだけ沖合いにずらしてくれたら受け入れるって姿勢を示してたんですよ。それはどうしてかというと、これやる時に、環境アセスメント、アセスメントって外来語あんまり使いたくないですけど、影響の評価ですね。だから環境影響評価、それをもういったん終わってるわけですけれども、それをずらす時に55メートルまでだったらやり直さなくてもいいんですよ。でも、それを超えるとやり直さなきゃいけない。だから、自民党時代と違って鳩山内閣にはいろんないきさつあったんだから、もうやり直しはしなきゃいけませんと。それにしっかり1年半ぐらいの時間はくれと。で、それをアメリカが嫌がっても民主党政権はちゃんと説得しろと。それができるんだったら、やむをえず、こういうプロセスで受け入れますということなんで、これは実は非常に大事なメッセージですが、僕が知る限り、残念ながら、今、菅政権にはそれが届いてないんですよ」
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