【日韓併合】外国人から見た日本と日本人(19)
2010.08.02 Monday 20:34
くっくり
日韓併合100年に合わせた「菅談話」が発表される可能性が高まっています。
談話の中身について、菅首相は臨時国会を召集した7月30日の会見、また8月2日の衆院予算委員会でも、「慎重に検討する」という言い方でお茶を濁していますが、気になるのは仙谷官房長官で、これまでのこの人の発言を見る限り、このまま行けば日本側にとってかなり酷い内容になりそうです。
皆さんすでにご存知でしょうが、仙谷氏は7月7日に突然、韓国への戦後補償は不十分だとして、新たな個人補償を検討する考えを表明しました。
これは、日韓両国間の個人補償請求問題を「完全かつ最終的に」解決した日韓基本条約(1965年の日韓国交正常化の際に締結)とそれに伴う協定を無視したものです。
いくら何でも日韓基本条約を反故にするような談話にはならないとは思いますが、先日発売された「正論」9月号の黒田勝弘さん(産経新聞ソウル支局長)の解説を読んでみますと、どうも1910年に締結された日韓併合条約を「無効」とする談話が検討されている可能性があるようです。
日韓併合条約については日韓基本条約で「もはや無効」と記されていますが、黒田さんによれば、この「もはや」の部分に韓国側は以前から不満を示しており、学界を中心に「原点にさかのぼって無効」を日本に認めさせようと必死になってきたのだそうです。
韓国政府は、この主張は国交正常化条約の見直しにつながるためそれほど関心はないそうですが、日本側の進歩的文化人たちが菅首相をはじめ民主党サイドに懸命に働きかけをしており、その中には民主党のブレーンとおぼしき人たちも含まれているとのことです。
とにかく「菅談話」が日本の国益を損ねる内容になることはほぼ確実であり、何としても止めなければなりません。
「菅談話」については改めて拙ブログでも書きたいと思っていますが、今日のところは、「オノコロ こころ定めて」さんが「菅談話」阻止のための抗議先をまとめて下さっていますので、そのURLだけ紹介しておきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/umayado17/60908454.html
……というわけで、第20弾につづく……!?
※参考文献
・イザベラ・バード著「朝鮮紀行—英国婦人の見た李朝末期」(講談社学術文庫)
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