【日韓併合】外国人から見た日本と日本人(19)

2010.08.02 Monday 20:34
くっくり


「SAPIO」2006年6月14日号【[ソウル発]韓国同胞に大真面目に訴える!今こそ現代版「日韓併合」が必要だ】より

 日韓併合時代の真っ真中、1923年に生まれた私は、当時から現在にいたるまで、韓国の国民が必ずしも「反日」ではないことを知っている。むしろ韓国人は、根本的には日本に好ましい感情を抱いていると言っていいだろう。盧政権やメディアが世論や国民感情を反日に焚きつけているだけだ。

 実際、日韓併合時代は、私の生まれ故郷でも、韓国人と日本人が対立することなく、仲良く暮らしていた。終戦時はお互いに別れを惜しんで、涙を流しながら手を取り合っていたほどだ。

 また、現在の韓国の歴史教科書には「日帝は内鮮一体・日鮮同祖論・皇国臣民化などを掲げて……姓氏と名前まで日本式に改めて使うことを強要した」などと書かれているが、これは事実ではない。いわゆる「創氏改名」は強制ではなく、志願や勧奨によるものだった。

 それが事実であることは、日本の陸軍士官学校を出て将校となり、日中戦争の勲功によって朝鮮出身者として初めて金鵄勲章を受賞された金錫源将軍が創氏改名をしていなかったという一例を挙げれば明らかだろう。強制ならば、それを拒んだ者に勲章が与えられるわけがない。ちなみに私たち大正生まれの世代も約二割は創氏改名をしなかったし、そのまま官庁や銀行などの要職に就いても差別を感じることはなかった。にも拘らず、多くの者が日本式の氏名を名乗ったのは、日本や日本文化に対する好意を持っていたことの表れである。

 そして、この傾向は今日でも変わっていない。したがって、もし現在の韓国で政府が親日的な政策を取れば、国民のあいだに、文学や音楽からライフスタイルに至る迄、日本の文化が深く浸透することだろう。しかし為政者は、それが韓国の自主独立を脅かし、国家に亀裂を生じさせると考える。つまり政策としては、国民が反日感情を抱いているからではなく、むしろ親日的であるからこそ、逆に反日的な政策を取らざるを得ないわけだ。韓国の日本大使館が分析したように、政権維持のための反日なのである。


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