「アンカー」青山さんお休み 過去の発言総集編
2010.07.22 Thursday 00:36
くっくり
「この『アンカー』のおかげで、一昨年の12月に(硫黄島現地レポートを)放送して、いろんな反響ありました。嫌がらせもありました。しかしその中に、海上自衛隊の現役の機長から僕に手紙が来て、封を切るまでは、あなた何てことを講演やテレビで言ってるんだという手紙かと思って、僕も不安だったんですけど、開けてみたらですね、いいですか、現役の機長ですよ、彼は今も硫黄島を飛んでるわけですから。青山さん、私はね、硫黄島の上で操縦桿を倒して、着陸する時に、これでいいのか?と。俺がドーンとこの機体を降ろしたら、その下で私たちのために死んだ人の上にどーんと重しをかぶせることになるのに、これでいいのかと思ったけども、自衛隊という組織の中では話ができない。ようやくこれに気がつく日本国民が出てきたことを、私は評価したいというお手紙をいただいたんです」
「今、VTRの中にドラム缶出てきましたね。あのドラム缶に雨水を溜めて、それだけが命の頼り、よすがだったんですけど、その玉砕した島で1033人だけ生き残った。2万1000人のうち1033人だけ生き残った、そのうちのお一人の金井啓さんって方に会いに行きました。会いに行った時にですね、あれをして、これをしてくれっていうことは一切おっしゃらないまま(涙)、青山さんね、もうずっと水だけが60年間頭にあるんだよ。というのは、青山さん、あそこに行ったんだってね。ドラム缶見たでしょ?ドラム缶触りましたか?、ああ、ドラム缶触りましたよと言ったらですね、あの中に入った雨水は、青山さん、あの硫黄島だからね、熱湯になるんだよと。70度の中だからね、熱湯になってね、先に死んでいく戦友の唇にそれ浸したら、熱湯だからね、唇が腫れ上がるんだよと。だから私はずーっと水を冷やして、1杯のお水を冷やして、60年間祈ってきましたとおっしゃったんです。だからどうしろってことは、一言も謙虚にしておっしゃらなかった。だからもう一度ですね、みんなが、この中で見てくれた方の1%でも2%でもですね、お水を毎日できれば汲んでいただいて、冷やして、南に向かって祈っていただくと、だんだんだんだん、そのお水の運動が広まって、誰が言い出したかをみんなが忘れる頃に、そうだ、あの滑走路を引き剥がせという国民の声が必ず出てくると思ってますから」
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