勝者に裁かれ【将兵万葉集】(4)戦争裁判の犠牲者-1
2010.07.20 Tuesday 00:29
くっくり
遺詠……
■この衣吾がありし日の形見にと語り伝えよ末の末まで
■国敗れ今は術なく醜の矢に散るますらをの道はかなしも
(世紀の遺書)
河村 明
愛知県出身、陸軍法務曹長。
昭和二十三年四月六日グロドックに於いて法務死。三十歳。
※処刑前夜、日常着ていた上衣に小指を切り書いたもの。
※チャンネル桜旧掲示板に、
河村陸軍法務曹長の遺詠と遺稿が掲載されています。
・2004-11-22 23:16:22 No.86255
・2004-11-22 23:46:22 No.86275
義兄に……
■戦犯の弟故に教職の義兄に及ぼす科なかれかし
(ジャワ獄中記)
佐藤源治
岩手県出身、憲兵曹長。
昭和二十三年九月二十二日チビナンに於いて法務死。三十二歳。
※靖国神社の平成二十二年一月の社頭掲示は、
佐藤源治憲兵曹長の「僕は唱歌が下手でした」でした。
■日の本の民はたくまし百難を乗越えて立つ時ぞ待たるる
(世紀の遺書)
田中 透
佐賀県出身、陸軍少将、士官学校卒。終戦時台湾第二連隊長。
昭和二十三年四月グロドックに於いて法務死。五十六歳。
※チャンネル桜旧掲示板に、
田中陸軍少将の遺稿が掲載されています。
・2005-02-17 12:08:32 No.119409
・2005-02-17 21:07:05 No.119604
・2005-02-17 21:30:48 No.119611
■露と消ゆ我が身は更にいとはねど心に残る日本の行く末
(世紀の遺書)
中島 環
大分県出身、憲兵准尉、ゲテリー憲兵隊勤務。
昭和二十三年六月十五日グロドックに於いて法務死。
■数ならぬさざれ小石の誠をば積み重ねてぞ国は泰けれ
(世紀の遺書)
平山辰巳
鹿児島県出身、憲兵曹長。
昭和二十二年三月三日メナドに於いて法務死。三十二歳。
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