「アンカー」消費税10%発言の裏側に潜む菅首相の狙いと野望
2010.06.24 Thursday 01:34
くっくり
「はい。消費税にまつわる発言から内容をご覧いただきます。今月の17日、マニフェスト発表の記者会見の場で、『自民党が提案する10%をひとつの参考とする』と話し、おととい(21日)の記者会見では、それを『参議院選挙の公約と受け止めてもらって結構だ』としました。さらにきのう(22日)9党の党首討論会が行われましたが、そこでは『政治家が政治生命をかけて申し上げていること』『事業仕分けでムダ削減もする』と話しています」
青山繁晴
「はい。これまずね、あの、さっきの石原会見の前日ですけど、あの、民主党のマニフェスト発表した記者会見で、突然、消費税10%、それは自民党が提案したやつだけど、それを参考に、ひとつのって付いてても、現職の総理が参考にするって言ったら、えーっていう発言だし、それ同時にその、マニフェストにはそんなことは書いてなくて」
村西利恵
「数字までは、はい」
青山繁晴
「要するに早期に結論を得ることを目指して、その、消費税を含むその、税制の改革についてですね、その、超党派で議論をなるべく早く始めたいってマニフェストには書いてあるわけですよ。とてもこれ、たとえば10%なんて全然書いてないから、えっ、どうしてそうやって踏み込むんだと、党内から異論反論も出たけど、それをいわば中央突破するように、おとといは、公約だと思ってもらって結構なんだと」
村西利恵
「言い切りましたね」
青山繁晴
「で、さらにきのうは、政治生命かけてるって意味のことも言ったわけですね。しかし、それと同時に実はきのう、いや、同時に、実は菅政権は事業仕分けをもっとやって、ムダの削減もするんだということで、こうバランスを取ってみせたわけですね。でもこれ客観的に言うと、これ経済の話ですから、その、数字を客観的に見るとですよ、今までの事業仕分け、もちろん意味合いは大変あったと思いますね、今まで自民党政権が隠してきた汚いカネの流れをかなり綺麗にしようとする努力ではありますが、しかしそこであぶり出されるムダっていうのは、とてもじゃないけどその、たとえば消費税アップで出てくる税収と見合う物ではないから、これがその、同時っていうのは、ま、ほんとはちょっとおかしいんだけれども、しかし菅さんとしてはこうやって党内に気を遣い、国民に気を遣いながら、とにかく消費税の引き上げはやりたいんだっていうことは、むしろはっきりさせてるわけですね。で、その上でですね、皆さんこの9党の党首討論会、当然、参院選挙を控えてやったわけですけども、そこで明らかになったその消費税の各党の考え方、それをちょっと見てみましょう」
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