世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より
2010.06.21 Monday 00:24
くっくり
〈スタジオトークより〉
筒井康隆
「これ最初、マスコミね、トルコが助けてくれたのは、経済問題でと言っていた」
井沢元彦
「そう、カネのためだとか言ってた。とんでもない話。そういうことを言うマスコミの奴がいるんですよ。なぜトルコが助けてくれたのか、それは日本からの経済援助をあてにしてたり、経済援助を受けてるからだと、新聞が書いたんですよ。日本の新聞が。さすがにトルコの大使は怒りましてね、投書したんですよ。『我々は借りを返しただけだ』と。これがどんなにすごいことかというと、トルコ国民もイランに600人ぐらい残ってたのに、それよりも日本人をまず助けてくれた。しかもあの飛行機っていうのは、なぜ日航が行かなかったかというと、撃墜されるから。要するに、早く脱出しなきゃいけない、ところが外務省がグズグズしてたので(テロップ:外務省に加えて「JALの労働組合が反対したこと」も理由)、もう行く時間がない。もう切羽詰まってトルコに頼んだら、分かりましたと。トルコ国民はギリギリで陸路で脱出した」
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アンディさん(「はじめての日本」コーナーでおなじみのトルコ人)
「エルトゥールル号遭難は学校で勉強した。だいたい高校で。トルコではことわざがある。『自分の歴史を知らない人には未来がない』。だから自分の国の歴史に何があったというのはちゃんと学校で勉強する。そこで、トルコからめちゃ離れているのに日本という国が和歌山県で助けてくれたと知った」
「自分は海外に行くなら日本と思っていた。父には海外に行くことは反対された。が、どこに行くのかと聞かれ、日本と言ったらすぐOKが出た」
「イメージが良いのは、日本に対する感謝と尊敬。自動車メーカー、電気製品、ほとんど日本じゃないですか(テロップ:「敗戦後、復興して世界に通用する工業国になったことを尊敬してくれている」)」
「トルコはサッカーがすごく好きだが、日本でのW杯の時(2002年)、日本とあたった。その時、もちろん勝ちたいが、でもどっかで敗れるんだったら日本に負けても仕方ないと。トルコ人の友だちとみんなで四ツ橋(大阪市西区)のトルコ料理店で『どっち応援する?』と。もちろんトルコだが、でも負けてもいいかと。違う国に負けるよりは悔しくない。在日トルコ人だけでなく、トルコに住んでいるトルコ人もそういう考え方の人が多い」
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