世界が忘れない日本の物語「ビーバップ!ハイヒール」より

2010.06.21 Monday 00:24
くっくり



 しかし、そのシンドラー以上に多くのユダヤ人を救い、世界から高く評価されている日本人がいる。

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 杉原千畝。
 実に6000人ものユダヤ人を救い、その勇気ある行為から「東洋のシンドラー」と呼ばれている人物である。

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 1940年、リトアニアの日本領事館にいた杉原。

 当時、ナチスに迫害され逃げてきた多くのユダヤ難民は、さらなる迫害から逃れるため、国外脱出を望んでいた。

 どこの国もビザの発給を拒む中、杉原は本国外務省の指示にそむき、ユダヤ人を国外へ逃すため、独断でビザを発給。

 しかし戦後、命令に背いたことを理由に、杉原は外務省から追放され、その行いは一切日本では語られなかった。

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 彼の名が広く世間に知られたのはその45年後。
 ユダヤ人の国イスラエル政府が、ノーベル平和賞に匹敵するとされるヤド・バシェム賞(諸国民の中の正義の人賞)を授与した時だった。

 リトアニアの首都では、彼の功績を称え、スギハラ通りと名付けられた道が、今も残されている。

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 そんな、我々日本人は知らないが世界は知っている、愛すべき日本の歴史を紹介してくれるのが、作家の井沢元彦。
 「逆説の日本史」シリーズで知られる、歴史探究のプロフェッショナル。

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井沢元彦
「日本人は私たちが思っている以上に、世界の人たちから愛されています。それには当然愛されるだけの理由があるんですが、その理由となる歴史や物語も、意外と日本人は知らないでいるんです」


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