民主党の存在が許されるのは野党までだった

2010.06.19 Saturday 02:33
くっくり



 菅総理は所信表明演説では消費税増税に直接言及しなかったし、民主党のマニフェストでも消費税率には触れてませんし、選挙で自民党に対抗するために(「民主党は消費税どうすんのよ?」と自民党から突っ込まれないために)突然言い出した感が否めません。
 っていうか、政権与党の代表が、総理大臣が、野党の数字を「参考とさせていただく」ってのがまず情けなくないですか?

 そもそも民主党は昨年の衆院選の時、「無駄を切り詰めることで財源は捻出できる」って言ってたんですよね。でも実際はそれができなかったわけで。
 公務員や国会議員の数を減らすってのも、やろうと思えばやれたのに、こういう事こそ数の力で押し切ればいいのに、結局やってないし。
 いろんなマニフェスト違反(高速道路無料化、ガソリン暫定税率撤廃など)についても反省がないし。

 それらを考えると、まずは国民に対して謝罪や反省(検証)をした上で消費税率UPに言及するのが、順番としては正しいんじゃないかと思いますが。

 そもそもあんたら自分で無茶な予算の組み方しておいて、今さら消費税率UP、しかも超党派でやりましょうって、虫が良すぎませんか?
 しかも使い道もよく分からないし。まさかまたバラマキに使うんじゃないでしょうね〜?(-.-#)

 ただ、今回の発表は菅さんの勇み足という面もあるようなんですね。
 党内・閣内から反発もあるみたいですし、国民新党も反対してますし(しかもまた連立離脱を示唆)、まとめられるんですかね?
 普天間基地移設問題と似たような道を辿らないか?という一抹の不安が。

 というのも、昨年のマニフェスト、民主党は普天間についてはあえてぼやかして書いたのに、鳩山総理が勇み足で「最低でも県外移設」を言ってしまったでしょ。
 ドタバタした挙げ句、結局「県外」は実現できず、鳩山さんはついには「マニフェストに県外とは書いてなかった。あれは私自身の党の代表としての発言だった」と開き直る始末でした。

 菅さんもそのうち、「マニフェストには消費税率10%とは書いてなかった。あれは私自身の党の代表としての発言だった」って、鳩山さんと同じこと言い出したりしませんかね?

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