「アンカー」朝鮮半島と中東が史上初の同時危機!?(付:国会閉会)
2010.06.17 Thursday 03:40
くっくり
山本浩之
「えー」
青山繁晴
「海の中もいろんな音がしますから、この音だったらこれって決めなきゃいけないんですが、それが情報が不足してるんで、アメリカ海軍のでかい空母が行った時に、これ潜航艇いるのが分からなくて、やられる可能性もあるわけですね」
一同
「はぁー」
青山繁晴
「だから実はそういう危機的な情勢になっていて、じゃあイランは、いわば余裕の構えなのかというとそんなことは全然なくて、イランだってその、国内の反対派もたくさんいるから、実はこういう驚きの発言があったんです。はい、出して下さい」
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村西利恵
「対イラン制裁決議に賛成した日本について、イランのアハマディネジャド大統領は『安保理で一度も独立した行動を取ったことがない』と話しています」
青山繁晴
「はい。と、日本を突然批判したんですね。で、このアハマディネジャド大統領というのは、ま、イランの最強硬派と言われて、だいたい革命防衛隊出身ですけれども、しかしその強硬派だから何も考えずにバンバン言ってるわけじゃなくて、本当はこの人はけっこう戦略家でもあるから、これ日本を批判してるようで、ほんとは悲鳴のような叫びだと僕は思ってるんです」
村西利恵
「悲鳴ですか」
青山繁晴
「はい。というのは、もうあの、さっき話した通り、トルコも動いてくれないわけでしょ。そしてたとえばイランは秘密交渉でアメリカと話しようとしても、アメリカもイスラエル抑えきれない。ね。イランはじゃあどうしたらいんだと。北朝鮮は武器は売ってくれるけども、北朝鮮が外交カードを持ってるわけじゃない。期待するのはここ(日本)しかないんですよ。どうしてかというと、日本は世界の主要国の中で珍しく、中東の中では中立的な地位を今まで何とか保ってきたんですよ。イランとの関係もずっと仲良くしてきたわけですね。だからこういう時に、しかもその日本は国連の安保理の非常任理事国なんですから、何とかしてくれると思うじゃないですか。ところが一度も独立した行動を取ったことがないって、これまだ抑えたつもりで言ってるんですよ。何を言ってるかというと、いつもアメリカの鏡に過ぎないと、アメリカと一緒にやるだけで日本が何を考えてるのか分からない、この時にこそ日本、頑張って下さいよ、行動して下さいよ、危機を何とか回避させて下さいよってことを言ってるわけですね。だからさっき言いましたこのキーワードっていうのは、その、ズル菅は好機を逃す、機を逃すって申しましたのは、日本外交にとっては存在感を示す、もうほとんど唯一と言っていいぐらいのチャンスなのに、その、菅さんはその、こういうことにタッチをしないでですね、外交・安全保障って難しい問題から逃げて、参院選をやろうとしてるから、こういうことがその、できないと。その、機をつかまえることができないと。そして今日最後に申しますとね、外交・安保について言うならば、やっぱりこれは言わざるをえない。菅さんはこの問題からも逃げてると言わざるをえない。はい、出して下さい」
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