2010.06.14 Monday 19:16
くっくり
「正論」2009年9月号 金美齢×盧千恵【台湾人にとっての「昭和」】より
私の夫の許世階は駐日大使のとき、日本の学校の台湾への修学旅行の誘致に努めていましたが、常々こう言っていました。
「台湾は、日本人が日本自身を発見できる国です。自分たちの祖先の偉業や歴史を見ることができるごく身近な隣国なのです」と。
私もまったく同感です。台湾の中に日本人が忘れるべきではない歴史の遺産が息づいているのです。
「正論」2010年1月号 金美齢【独占手記 滞日50年、「二つの祖国」のはざまで 私はなぜ日本国民となったか】より
蔡焜燦氏の言葉
(台湾人と中国人の決定的な差異は)「公」という観念の有無だ、と思う。
日本の教育は、台湾人に他の近代国家と伍して恥じない最高水準の道徳を身につけさせてくれた。日本統治時代の道徳教育こそが、台湾人と中国人を精神的に分離させたのである。
日本統治時代、「公」という観念は徹底的に教え込まれた。それは秩序ある法治社会を築き上げるためには必要不可欠だった。
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