初めからゴタゴタ続きの菅政権
2010.06.12 Saturday 02:48
くっくり
すぐ上のリンク貼ったページの冒頭に、「わが国は、太平洋に面する海洋国家であると同時に、アジアの国でもあります。この二面性を踏まえた上で、わが国の外交を展開します」とありますが、変じゃないですか?
だって二面性って言うけど、「海洋国家」と「アジアの国」は相反するものなの?
たとえば「わが国は、伝統を大事にする国であると同時に、技術立国でもある。この二面性を踏まえた上で……」てな使い方するなら分かるけど。
それに、太平洋に面してるアジアの国は何も日本だけじゃないし。
(細かいこと言ってすみません)
拉致問題についても、「拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的解決を図り、不幸な過去を清算し、国交正常化を追求します。拉致問題については、国の責任において、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国に向けて全力を尽くします」と、さらりと触れただけでした。
って菅さん、「国交正常化」とか言ってますが、その直前には「北朝鮮については、韓国哨戒艦沈没事件は許し難いものであり、韓国を全面的に支持しつつ」と、北朝鮮への対決姿勢を鮮明にしてるんですけど……。
とにかく、いかにも慌てて作った文章って感じがしました。さっきも言ったけど、どうせ官僚が作ったんでしょうけどね。
経済や財政の面は私はよく分かりませんが、税制改革というか、消費税引き上げは私もやむをえないと思います。低所得なので辛いけど(T^T)
ただ、菅さん、いくらギリシャ危機とか見て切迫感を持ってるにしても、ついこないだまで「逆立ちしても鼻血も出ないほど完全に無駄をなくしてから」(1月21日の衆院予算委)と言ってた人がですよ、ここに来て「消費税やっぱり上げないとね」なんて言い出したわけで、それも何だか無責任な話だと思いませんか。
ま、何やかんやで菅さん、演説の締めに「ぜひとも私を信頼していただきたい」ですって。小泉進次郎議員も言ってましたが、今度は国民に向けて「トラスト・ミー」ですか。
が、残念ながら、私は菅さんも民主党も信頼できません。
社民党との「普天間基地の県外・国外移設」も、国民新党との「郵政改革法案の今国会成立」も、それなりに重い意味を持った約束だったはずです。
[7] << [9] >>
comments (32)
trackbacks (0)
<< 「アンカー」ズル菅の人事・経済政策・外交安保・拉致(付:荒井問題)
外国人から見た日本と日本人(18) >>
[0] [top]