初めからゴタゴタ続きの菅政権

2010.06.12 Saturday 02:48
くっくり



 自民党が9日に質問主意書を衆院に提出したそうですが(産経6/10 07:12)、菅内閣も「クリーン」を標榜する以上は、国民の誰もが納得行くようなクリーンな回答をお願いしたいものです。

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 次に、郵政改革法案をめぐっての民主党と国民新党とのゴタゴタです。

閣僚辞任、「男の美学」=「約束破られた」と強調−未明の会見で亀井氏(時事6/11 12:27)

 結局、国会は延長せず、郵政改革法案は秋の臨時国会以降に先送り。
 亀井静香さんは郵政・金融担当大臣を辞任。
 但し国民新党は連立離脱はせず、後任大臣には自見庄三郎幹事長が就任。

 亀井さんが大臣を辞任した理由、いまいち分かりにくいですよね。

 11日未明の会見で亀井さんはこう言いました。
 「両党間における約束を破られた。約束を履行させることができなかった責任上、私が閣外に出ることで、皆さんにもご了解いただいた」

 亀井さんが責任を感じているのは誰に対して?
 国民新党の中の人たち?あるいは国民新党の支持者(日本郵政労組)?
 少なくとも国民全般に対して申し訳ないと思ってるわけじゃなさそうですよね。

 国民が特に望んでもいない(ましてや強行採決なんてすべきではないと考えている)郵政改革法案にこだわりすぎて、政治を混乱させて国民に迷惑をかけた、だから辞任しますと言うならまだ分からないでもないですが、とてもそうは見えません。

 亀井さんは「男の美学」と言ったけど、菅さんの裏切りに怒って「あてつけ」で辞任したとしか、私には見えないんですけども(^_^;

 ま、亀井さんが怒るのも無理はないんですけどね。
 民主党と国民新党は6月4日に「郵政改革法案を今国会で成立させる」という合意をし、菅さんは合意書にサインもしたし、さらに同日の首相就任会見でも今国会での成立を口にしていたんですから。

 ましてやその約束は何年前とか何カ月前とかになされたものでなく、ほんの数日前のことです。なのにいきなりそれを反故にされたら、そりゃ誰でも怒りますよね。

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