初めからゴタゴタ続きの菅政権

2010.06.12 Saturday 02:48
くっくり


 「事務所費」とは「事務所の維持に通常必要とされるもの」であると、政治資金規正法施行規則で定義されているそうです。

 ところが公表された領収書の中身を見ると、矢沢あいさんの『パラダイスキス』全5巻などのマンガ本やマンガ雑誌、パチンコで流れる音楽を集めたCD、焼肉、たこ焼き、ハンバーガー、牛乳、ネギ、炒め油などの食料品、キャミソール、靴下などの衣料品、さらにはマッサージ代など、「事務所の維持に通常必要とされるもの」とは思えない品目がずらり。

 この問題については、少なくとも10日までは荒井大臣本人よりも細野幹事長代理が主に釈明をしていたようです。本人に喋らせるとボロが出るからでしょうか?(^_^;
 細野氏は「違法性はない」「説明できない裏金とかじゃなく、領収書を公開したから問題ない」などと述べたようです。

 11日になって荒井大臣は会見で、領収書の中にマンガ本の代金が含まれていたことについて、「多忙を極める秘書が息抜きのために自費で買ったマンガ本のレシートが混入した」と釈明。政治資金収支報告書の修正を検討していることを明らかにしました。
 パチンコCDや衣料品については、経費としてそれなりに必要であったと釈明しています(産経6/11 12:29)。

 って、他にも食料品を中心に「?」なものがたくさん混ざってるんですが、荒井大臣はそれらも全部間違って混入した、あるいは経費として必要だったと言うのでしょうか?

 たとえ違法性はなかったとしても、国民感覚では何とも解せないですよね。政党交付金というのは税金から出てるわけですし、きっちりしてほしいです。
 それでなくても民主党は野党時代、あれほど政治とカネの問題で自民党を攻撃してたんですから、なおさらきっちりしないと。

 荒井大臣だけでなく、川端達夫文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣の問題も気になりますね。

 特に川端氏は今年1月に発覚した自身の政治団体の事務所費問題の他にも、昨年9月末には、川端氏を含めた民主党議員の政治団体が政治資金収支報告書にキャバクラやスナックなどの飲食代を政治活動費として計上していた問題も発覚してますからね。
 当時は政権交代直後ということもあってか、マスコミもあまり大きく報道はしなかったようですが。

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