「アンカー」ズル菅の人事・経済政策・外交安保・拉致(付:荒井問題)
2010.06.10 Thursday 02:25
くっくり
村西利恵
「きのう枝野幹事長が経団連の米倉会長のもとを訪れています」
青山繁晴
「はい。あの、新聞的にはこんなちっちゃく載ってまして、当たり前だというふうに受け止めた方もいらっしゃるかもしれませんが、政権交代あったのは去年の9月ですね、皆さん。それ以来一度もその、民主党の首脳陣がこの経団連に行ったことはないんですよ。これは全く初めてで、しかもこの米倉さんも新しい会長ですけど、米倉さんは自民党の非常に強い支持者として知られた人だから、これはみんなけっこうショックを受けたわけですね。で、話は15分間ですから、中身ないと僕に電話してきた人もいるんですけれども、いや、あれだけ一致してたら15分間でも十分で、消費税をやがて引き上げるような、その、現実的なリアリストのスタンスを確認するだけで、実は十分なわけです。そうするとたとえばひとつはその、菅さんを市民運動出身って、もうやたら報道もされてるし、たとえば社民連(社民党?)の辻元さんもそう言ってて、きっと経済財政は弱者のための経済財政やるだろうって言ってますが、そうじゃありません。これはっきり財界とぴたり一致してるわけですね。そしてさらにその財界には、あの提言にはもう1個あって、特にその、法人税を下げてくれと、今は実効税率40%を30%にしてくれとある。それも含めて、もし菅内閣やったら何が起きるというと、これが起きるんです」
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村西利恵
「自民党の存在理由がなくなる」
青山繁晴
「はい。これ要するにそこまでやられたら、自由民主党は困るんじゃなくて、存在してる理由がなくなっちゃうんですよ。ということは何が起きるかというと、これです」
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村西利恵
「二大政党にならず新しい一党支配」
青山繁晴
「はい。だから菅さんはリアリストであって、しかも権力の、権力に対する意志が強い人ですから、その、自民党と民主党が並立して二大政党で政権交代システムと今まできれい事を言ってきたけども、そうじゃなくて自民党の主張まで呑み込んでしまって、その財界とも手を組んで、新しい民主党による一党支配をやりたい、それが僕は菅さんのその本当の野心であるし、それが僕がそのズル菅とあえて言ったひとつの理由なんですよ。そして皆さん今日ここまで話を進めてきましたが、(口をパンと叩いて)もうちょっとゆっくり言わなきゃいけないのかな(笑)、えー、進めてきましたが、1個大きなこと抜けてますよね。気がついてる人、絶対多いと思いますが、岡安ちゃん」
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