「アンカー」緊迫した半島情勢に絡む普天間
2010.05.27 Thursday 01:04
くっくり
青山繁晴
「はい。あの、たとえば僕、あの、今朝のラジオ番組で少しこの話した時にですね、キャスターから逆に、上海万博やってる最中に、中国の神経逆撫でして、どうして北朝鮮はこんなことやったんでしょうかと聞かれたから、それ逆なんですよね。北朝鮮は、北朝鮮も中国の本音を見切ってて、上海万博が無事に10月31日に終わるまでは、朝鮮半島でゴタゴタあったら困る。あるいは金正日総書記の独裁体制が壊れて、さあ大変化、冷戦が壊れて、わーっと変化になったら困る。とにかく10月31日までは今のまま行ってくれって本音があるから、北朝鮮は今の時期に魚雷を発射した。それも、その韓国もそれを見抜いていてですね、そのようにメッセージを送ったってことは実は韓国と中国は、当面はこの独裁体制を続けさせるって点では利害が一致してるんですよ。その利害と微妙に違うのがこれです」
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村西利恵
「それがアメリカ。アメリカの本音は『北朝鮮を崩壊させるチャンスになりうる』と」
青山繁晴
「はい。ここにアメリカの本音と書いてあるんですが、これちょっと誤解なきように言うとですね、これあの、アメリカ合衆国の今のオバマ政権がこれで固まってるって意味じゃなくてですよ、あの、いろんな今、オプションを考えつつあって、これはまあ僕と長い付き合いの、ということは日本やアジア情勢に非常に詳しいベテランの幹部が電話で言ったのは、これは一つのチャンスとしてはありえると。それ何かというと、この、核兵器を作ったり、日本人を誘拐したままでいたり、そういう困ったこの体制を倒すチャンスになりうると言ったんですね。あくまで、あくまでチャンスになりうると言ってるだけですが、中韓とこれ違いますよね。そして今までは、この北朝鮮をめぐってはどういう構図だったかというと、こうですね。出して下さい」
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村西利恵
「朝鮮戦争の時の、ま、構図というのはこのようなものでした」
青山繁晴
「はい。これ皆さんご存知の通り、もう半世紀以上前ですが、1950年から53年までひどい戦争があったわけですね。第二次世界大戦が終わって5年しか経ってないのにひどい戦争があって。その時は、韓国と北朝鮮がこの朝鮮半島、どっちが支配するかってことでぶつかり合った。北朝鮮は否定してますが、北朝鮮から先に攻めてきたわけですね。そしたらその韓国をアメリカが支えて、北朝鮮を押し戻そうとしたら、中国が入ってきて北朝鮮の味方をした。つまり中朝と米韓というこの真っ二つに分かれた陣営があったんですが、あれから半世紀経って、もうこんなに違うんです。はい、出して下さい」
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