民族の誇りに…【将兵万葉集】(3)特別攻撃隊・神風-2
2010.05.07 Friday 01:17
くっくり
■いにしへの防人たちの行きしてふ道を尋ねて我は征でゆく
(海軍特別攻撃隊の遺書)
村川 弘
新潟県、海軍大尉、海兵70。
神風特別攻撃隊第二御盾隊員。
二十年二月二十一日硫黄島周辺艦艇に特攻戦死。二十四歳。
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辞世……
■はらからが五人そろって旗のもと一足先に四男坊征く
(いざさらば我はみくにの山桜)
安則盛三
兵庫県、海軍中尉、旅順師範、予学13。
神風特別攻撃隊第七昭和隊員。
二十年五月十一日沖縄周辺に特攻戦死。二十一歳。
※兄弟六人の中で五人が出征し、只一人の戦死者となった。
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■若桜美しく散りて国の為錦をば着て故郷へ帰る
(大東亜戦争殉難遺詠集)
山内文夫
静岡県、二等飛行兵曹、甲飛12。
神風特別攻撃隊第一正統隊員。
二十年四月六日沖縄周辺の艦船に特攻戦死。十八歳。
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■神風や嵐を越えて靖国の神苑に咲く白菊の花
(大東亜戦争殉難遺詠集)
山口清三郎
新潟県、二等飛行兵曹、丙飛17。
神風特別攻撃隊第五白菊隊員。
二十年六月二十五日沖縄周辺で特攻戦死。二十四歳。
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■吹雪吹く北の守りをになふわれ散りて咲かさん山桜花
(大東亜戦争殉難遺詠集)
山口歳郎
京都府、上等飛行兵曹、乙飛16。
神風特別攻撃隊八幡隊員。
二十年一月八日比島リンガエン湾の艦艇に特攻戦死。二十一歳。
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■積乱の雲のかなたに飛び行ける十九の命けふは還らず
■火花して押迫り来る敵空母わが機つぎつぎ自爆して行きぬ
■天つみそら散華(ざんげ)の屍のり越えて今日も行くなり益良武雄は
■五尺の身ありとあらゆる力もて尽くし奉らん醜の御楯は
■八百萬神きこしめせ我の身は大君のため死すべかりけり
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