「アンカー」『たちあがれ日本』の狙いは大連立?!

2010.04.15 Thursday 01:19
くっくり



image[100414-13tati2.jpg]

青山繁晴
「たとえばね、この、よく言われるのは、平沼さんと与謝野さんは考え方がそもそも全然違うはずだと(一同同意)。えー、あの、(平沼さんは)はっきりした保守で、で、与謝野さんは自民党の中ではかなりのリベラルですよね。で、それから(平沼さんは)郵政民営化についても絶対反対で、与謝野さんはむしろ郵政民営化を作った一人ですね。それから経済政策も(平沼さんは)積極経済政策派と、それから(与謝野さんは)財政再建派と、これ全然違うのに、どうしてこれ結びつくんだと。この謎はこの大連立で一発で解けるわけです」

山本浩之
「確かにそうですね」

青山繁晴
「つまり平沼さんはあの、石原慎太郎さんよりも、はっきり言いますが、もっと純粋にこの国は国難だと思ってる人です。それは僕は個人的に間違いないと思ってます。で、その場合にその、郵政が違うとか経済が違うとか、保守だリベラルだと言ってる場合じゃない。これははっきり言うと、挙国一致内閣のような大連立を作って、憲法とか消費税とかいつまでも乗り越えられないもの、いったん乗り越えて、その先に政界再編もあるべきじゃないかという考え方であれば、これ全員乗れるわけですよ。で、だからその『たちあがれ日本』のその目的というのはこうなります。はい」

image[100414-15dairen.jpg]

村西利恵
「2年程度の時限つきの大連立」

青山繁晴
「はい。どうして大連立なのかってことは、もう皆さん分かっていただいたと思うんですけど、2年程度の時限つきっていうのは、これは実はですね、さっきちらっと申しましたが、世界の諸国で大連立ってのはけっこう行われています。で、たとえば最近の典型例ですと、ドイツでメルケル首相が生まれる時に大連立、その、保守と社民党があの、組みまして、大連立やって、そしてあの、一定の時間をおいて、これ解消してるわけですね。で、2年ていうのはその、大きな根拠はないけれども、要するにその大連立作るんで3分の2とってもですね、それから今年、国民投票法もいわば凍結が解けるけども、国民合意を作っていくにはやっぱりこれぐらいの年限はかかるだろうと、これは僕はわりとまともな感覚だと思うんですよ。大連立作ったらすぐやるっていうんじゃなくて。で、それができたあとにその、新しいあの、改正されたたとえば憲法下で、この国どうしますかっていうのを、また保守やリベラルに分かれていいだろうと。で、その時のその、政界再編が本当の政界再編じゃないかっていう考え方に立つわけですね。で、これはしかしあの、こういう大きな仕掛けとも言えるし、僕は先週ちらっと申したと思いますが、ま、大陰謀とも言えるわけですよ。こういう大連立の考え方に反対の人にとってみれば。そしてたとえばあの、自民党の中堅・若手に、実はこの話にもう乗っかかりかかってる人もいるわけです。たとえば舛添さんを支えてる人の中に、これしかないんじゃないかと思ってる人はいます。で、いわゆるその憂国、国を憂えるタイプの人にむしろ多いんですよ。しかしそれに反対する人から見たらですよ、結局これ小沢さんのその考え方に乗っかってるだけじゃないかってことになります。で、もう1つ残る疑問は、たとえば石原慎太郎さんは、小沢さんとさっきの言葉、まぁ突然のように出てきたけど、小沢さんの悪口ばっかり言ってたんじゃないのかと、記者会見で。それはどうなったんだという人いらっしゃるでしょう?で、それを僕はあの、その点に絞って、実はあの、この4〜5日取材してきたんですが、僕もちょっとびっくりする指摘があってですね。それはこれです」

[7] << [9] >>
-
trackbacks (1)


<< 小沢一郎が2008年5月21日に話したこと
鳩山由紀夫が2009年7月14日に話したこと >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]