「アンカー」毒ギョーザ事件で男逮捕の真相は?(付:郵政問題)
2010.04.01 Thursday 02:21
くっくり
青山繁晴
「はい。これだけおっしゃって、そして、もうこれ以上は言えないと言われたんですよ。でもそれニュアンス非常に分かりますね。つまり、証拠もなく単独犯だ単独犯だっていうのは、要するに1人の青年に押しつけて、中国の根本的な問題じゃないってことを、もうしきりに言いたがっていたねと。そして、それ以上言えないってことはですよ、これ普通だったら中国はよく頑張りましたとか、たとえばあの、さっきの新華社通信は、もう粘り強い捜査でついに解決したって言ってんだから、これでたとえば日中のトゲを抜いたとか何とかね、評価すること言ってもいいんだけど、一切言わなかったわけです。それはその、政権が変わったからということでは僕はないと思います。あんまりにもやっぱりおかしいなってことがあるんだと思うんですね。で、そうするとですよ、中国側には何か政治的動機があって、何か狙いがあって、この時期に呂月庭っていう容疑者、1人を出してきたというのが当然、可能性としては考えられるわけですね。断定はできませんけれども。そうすると、中国側の狙いってのはむしろはっきりしてて、これです」
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村西利恵
「アメリカ・中国が緊張しているから、日本を取り込みたい」
青山繁晴
「はい。これ実は先週の『アンカー』で申しましたね。オバマ政権の方針が変わって、その、米中が非常に緊張してるわけですね。グーグルの問題とか台湾への武器売却とか。そういう時に日本を味方にして、中国としては有利に運びたいってことがあって、これ日本のチャンスとも申しましたが、中国はいわば先手を打って、この毒ギョーザ事件でトゲを抜いてあげるから俺に協力しろってことで、実は出てきているという、この、動機ははっきり感じられるわけですね。そしてさらに具体的に日中の間ではですよ、この、さっきあの、ニュースでもあった上海万博、これ実は5月1日から始まりますけど、その前夜、4月30日の夜にあの、北京オリンピックの開会式と同じように、にぎにぎしく各国の首脳に集まってもらって盛り上げたいって中国の思惑があって、それ、鳩山さんそれに乗っかる気配なんですよ。まだ決まってませんけどね。本来は6月のジャパン・デーに行くはずだったのが、そのオープンセレモニー行きたいなと水面下でやってるわけです。そしてその上海万博の最中の5月に温家宝首相がまず来日して、そして今年11月には横浜でAPECって会議ありますから、その時に胡錦濤さんが来ると。こうやって日中を盛り上げるという、こういう動機もあるから、つまり中国側には十分な政治的動機があるわけです。そしてこれ中国側だけじゃなくて、日本の鳩山内閣にも重大な動機ありますね。というのは、今日の党首討論にも出た通り、普天間をめぐってアメリカと日本は、また中国とは別の意味でもめてるわけですね。そうすると鳩山政権としては、その、アメリカと仲が悪くなっても中国とはこんなに立派にやってるじゃないですかと、ね。だから日本外交はちゃんと動いてるんだということ、言えますから、実は日本側にも魚心水心の動機があるってことなんですよ。そうすると今日最後にやっぱり皆さんと考えなきゃいけない、残ったことは当然これです、はい」
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