「アンカー」膨張中国外交 クロマグロと人民元切り上げで攻防
2010.03.25 Thursday 02:05
くっくり
村西利恵
「確かにそうかもしれません…」
青山繁晴
「ところが中国は実際にアテにしなきゃいけないと。イギリスだって同じこと、特にアメリカはそうだと。アテにしなきゃいけないし、ちょっと叩いただけで猛烈に反撃してくるから、要するに中国はなかなかやれない、だから日本をまずやろうというのが、実は本当の話なんだってことなんですね。従ってその、さっき申しましたその、中国は全体的にほんとは、中国を中心にしたアジア叩き、その中には日本もあれば韓国もあればシンガポール、マレーシアもある、それに対して中国はアジアの盟主として反撃してやろうっていう判断は、いわば戦略としてはなかなか正しいところがなくはない、はっきり言うと、あるわけですよ。そして中国にとってもっと具体的な証拠もあると。つまりアジア叩きがある。それは実はこれです」
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村西利恵
「それがこのところ火種が出てきている、アメリカ・中国の対立です。まずアメリカが台湾への武器の売却を決めたことや、チベットのダライ・ラマ14世がオバマ大統領と会談したこと、さらには人民元の切り上げの問題、グーグルの中国撤退と」
青山繁晴
「はい。で、これはあの、『アンカー』でお話ししたと思いますけど、まずこのオバマさんのアメリカの外交政策ってのは、いつもグラグラ揺れると。特にオバマさんは最初、力よりも対話だと言って中国に手だけ差し伸べたから、中国は徹底的に自分の方に引きずり込もうとしたから、この前、村西さんの手を掴んで言いましたけどね、右手でこうやる(握手する)以上は左手でその、はたかなきゃいけないということで、その、アメリカが強い姿勢に出てるんですが、それにしても中国から見たら、これ重なりすぎだと。で、特に例えばこの人民元の切り上げなどは、これ世界経済に直結する重大な話であって、その、これは単にその左手でっていうだけじゃなくて、その、アメリカが今後も世界の盟主でいたいためにヨーロッパとも組んで、その、アジア叩きをやってるんだっていう判断をしてるということになるわけですね。で、特にこの中で今、人民元の切り上げについて言ったんですが、これを中心にして実はだんだん重大なヤマ場に近づいてるわけです。はい、それちょっと出していただけますか」
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