「アンカー」膨張中国外交 クロマグロと人民元切り上げで攻防

2010.03.25 Thursday 02:05
くっくり



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村西利恵
「中国が動いた背景は、アジアを欧米が攻撃しているととらえたから」

青山繁晴
「はい。で、このクロマグロの、ワシントン条約会議でね、ターゲットになってたのは、直接的には日本だったわけですよ。どうしてかって言うと、クロマグロに限って言うと、日本の消費量が今のところは一番多いから」

村西利恵
「飛び抜けてますね」

青山繁晴
「しかし中国はその、それを日本バッシングととらえずに、本当はその、日本をいわば入口にしたアジア叩きだと見たわけです。で、アジアの盟主はもう自分だと思ってます。だからここで反撃に出たんですが、攻撃、あの、欧米が攻撃してると思ったから、中国は反撃に動いたわけですけれども、その背景というのは実はその、マグロとかその、サメとかいうレベルの話じゃなくて、これです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「この1年半、中国の経済力は世界を支配」

青山繁晴
「はい。この1年半、ということは1年半前、岡安さん、何がありましたか」

岡安譲
「ああ、リーマン・ショック」

青山繁晴
「ああ、素晴らしい。えー、これも打ち合わせなしなんですが(笑)」

岡安譲
「ありがとうございます」

青山繁晴
「えー、岡安質問を復活したら絶好調なんですけど(一同笑)」

岡安譲
「ありがとうございます」

青山繁晴
「もっとも視聴者の方も、大半の方みんな分かったと思います。ね。でもね、あの、良い答えですが、その通りであって、えー、2008年の9月、皆さん覚えてらっしゃると思いますが、アメリカのリーマン・ブラザーズという大きな投資会社が突然破綻をして、で、その時に、これは大変だと、金融恐慌が来ると、100年に一度の大不況も来る、うんぬんかんぬんが大騒ぎになったけれども、結果的に、ま、色んな苦しいことはあったけれども、100年に一度の大恐慌までは行かなかったことは間違いがない。で、それは実はそのリーマン・ショックが大したことなかったっていうことよりも、実は中国が物を買ってくれる、中国の経済力、特に購買力ですね。というのは今、世界で何が問題かというと、物を作っても売れない。ちょっと1コだけ難しい言葉で言うと、供給が需要より多すぎる。それで苦しんでる中で、中国だけが需要がいっぱいあると。貧しい人がまだいっぱいいることもあって、物を買ってくれる。それだから中国頼みになってる。で、それについて、その、欧米が本当はその中国を中心としたアジアの経済パワーに支配されていくことを嫌悪して、はっきり言うと人種差別的な感情もそこに混じって、それでクロマグロとかそういうのをきっかけにしてやってるんじゃないか。じゃあそこには個別反撃していかなきゃいけないっていう判断があったんじゃないかということなんですね。で、これは中国の人とも僕は話して、これは全体的にこういうことだろうと考えたんですが、当然、もっと客観的な見方を探らなきゃいけないから、いつも中間地点でいい顔をしてるっていうか、中間地点で上手に動く、この国にちょっと聞いてみました。はい、出して下さい」

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